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川崎のジャズなスポット ホテル縁道(川崎区)

現在建て替え工事中の川崎市役所本庁舎のすぐ横にあるのが、2020年にオープンしたホテル縁道。かつて東海道の2番目の宿場町であった川崎宿を現代風に再現したような和風のしつらえの中に、人々の往来から生まれる「縁」を大事にされているホテルです。

こんな和風ホテルのどこにジャズが?と思われるかもしれませんが、なんとジャズな雰囲気の客室があると伺い、早速訪問してきました。

これがジャズルームだ!

部屋に入ると、陽気なジャズメンたちがセッションしている

目に飛び込んできたのは、サックス、ドラム、キーボードの3人のジャズメン。背景は森か、公園でしょうか。自然の音ともセッションしているような素敵なアートです。
ご案内いただいた支配人の吉岡さんから、ぜひ窓の外も見てください、と。

おわかりいただけただろうか?

窓の外には、工事中の仮囲いが。そこに描かれたアートも、、、あ!ジャズだ!
こうしてみると、トランペットとサクソフォンが向かい合って演奏しているように見えますね。面白い~🎺🎷

ホテル縁道 × KAWASAKI MURAL ART PROJECT

そもそもこの客室のアートは、外の作品とのコラボレーションで生まれたものだそう。工事の仮囲いは56メートルにわたってミューラルアートで彩られています。
ミューラル(mural)とは簡単に言えば「壁画」。ペンキやスプレーで描くグラフィティにも似ていますが、大きな違いは建物の所有者の許可を得て描くアートであるということです。公共空間やまちなかで身近に触れられるアートとして、注目を集めています。


仮囲いを彩るミューラルアート。七夕にちなんでか、上部には短冊がはためいていた。

KAWASAKI MURAL ART PROJECTには5名のアーティストが参加。ホテル縁道ではさらにそのアートを拡張し、ミューラルアートが見える客室にアーティストが滞在して取り組む「アーティスト・イン・レジデンス」により客室内のアートを完成させました。なので、実はジャズの部屋だけでなく、ほかにも4部屋の異なるコンセプトルームがあるんです。

和風のにぎやかな祭り感のあるお部屋も

ジャズのお部屋を描いたのはアーティストのTOKIO AOYAMA氏。ご本人によるメッセージはこちら。

女の子のシャボン玉が爽風に乗り、ニワトリは仲良くお食事中、ドライブ日和で陽気な気分、ストリートミュージシャンが窓から見えるトランペッターとジャズセッション。
爽やかな朝を迎えられるように明るく、リズムカルで優しいデザインにしてみました。

 プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000060401.html

身近にアートを感じながら過ごせるお部屋で、さわやかな朝を迎えてみてはいかがでしょうか? ミュージシャンの皆様におかれましては、部屋で楽器を出してコラボ写真を撮ってみるのもいいかも?
また、縁道にはレストラン「縁道食堂」も併設されており、こちらは宿泊者以外も利用できます。

9月~11月のかわさきジャズの期間も、ぜひご利用ください♪

かわさきジャズ (kawasakijazz.jp)