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地域商社と赤信号を渡る人

「おんなじ想いを持った人って、ここにいたんだ。」

どうも、カワリモンLab研究員のユウダイです。
これを思ったのは、先日行った「カワリモンLab説明会」で参加者とお話ししたときのことです。

「この感覚、どこかで…」
と、思ったのだけど、あれだ。
私が嫁さんと出逢った時もこんな感じだったんだ。
(「どうでもよい」という心の拳は胸にそっとしまっておいて下さい…何卒)

バチっと合うビジネスパートナーとの出会いってのは、どこか結婚と似たところがあるのかも。

プロ野球のピッチャーとキャッチャーも、いわばビジネスパートナーであって、キャッチャーのことを「女房役」というは、よく言ったものである。
もちろん、結婚がすべてではないのですが。

さて、“地域”に話を戻す。
今回は、この経験から、私が行きついた「地域商社とは?」という疑問に対する、「1つの解」について書くことにします。


赤信号を渡る勇気

赤信号は、渡ってはいけません。
そんなこと、小学生でもわかりきっていることです。

…が、「勇気をもって、みんなで怖いことや危ないことに踏み出す」ことの例えとして、
「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」
なんて言う人がいます。

たぶん、今「カワリモンLab」で起こっていることは、まさに、これ。

必要なのは〇〇役だった

今回、カワリモンLabに参画したい、と説明会に参加してくださった方とお話していた時のことです。
記事冒頭の、あの感覚が頭をよぎったのです。

「あ、おんなじ想いを持った人って、地域にこんなにいるんだ。」

でも、何で出逢うことってなかったんだろう?
何でこれまで変えられなかったのだろう??

その答えは、単純明快。旗振り役がいなかったんですよね。

ここで言う「赤信号」とは?

「カワリモンLab」は、手前みそではありますが、西都市という地域で文化を作ろうとしている。既存のものから新たな価値を見出そうとしている。

こうやって何か変革が起こらんとするとき、必ず現れるのが斜めからものを言って刺してくるニンゲン、いますよね。
これは、都市だって地方だって、変わらないです。
こういう人たちの声って、耳や目に入るだけでエネルギーを使うんですよね。そりゃもうキケンです。赤信号

それを、独りで抱えないで、「同じ想いを持ったみんなで進めよう」「まずは私から1歩足を出してみよう」としているのがカワリモンLabなのです。

「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」

赤信号をみんなで渡るときも、初めに渡り始める人(旗振り役)が集団の中にはいるんだと思うんですよね。カワリモンLabは、そんな人であるべきなんだと思います。

私だって、きっと独りだったら立ち上がれていないんですよね、正直。
だって、私は「凄い人」ではない。ただの凡人。ただのカワリモンだもん。

(あ、念のためにもう一度言っておきますが、赤信号は渡ってはだめですよ?)

飛び込んで来てくださった皆さんに大拍手

そうやって、みんなで赤信号を渡るべく、僕たちカワリモンLabは、一緒に商品開発を進めてくださる人を募りました。
まずは、私たちカワリモンLabとは何ぞや、ということを知っていただかないといけないので、「説明会」という形で。
すると、この「なんやようわからん集い」に6名も申し込んでくださったんです。

これ、凄くないですか?
いや、「集めたことが」ではなくて、この6名が「飛び込んでみよう!」と思ってくださったことが!!

で、ふたを開けてみると、説明会に来てくださった皆さん、すごく熱量が高い!!

そしてアイスブレークで話している時点で、みなさんカワリモンLabがやりたいことを「スラスラスラ~」っと話されているんですよね。

説明、いらんやん!!(歓喜)(スタンディングオベーション)

なんで私たちもっと早く出逢ってなかったん?
とはいえ出逢ってしまった私たち。

こうやって、「バチッ」と想いが合った出逢いってのは、そのあとの加速度が半端ではない。
私も、嫁さんとは出逢って1年ほどで結婚に至ったので、これは実際の私の体験談でもある。

これからのカワリモンLabの動き。当事者の1人としても、とても楽しみにしているところです。

じゃあ「地域商社」の役割って?

さて、わたしたちカワリモンLabは、宮崎県西都市の「地域商社プロジェクト」として産声を上げたわけですが、改めて今回の件を踏まえて「地域商社」の役割を考えてみようと思います。

独りぽっちで進めるには少し重たく、しりごみしてしまいそうな想い。そんな想いを持っている人は、地方にたくさんいらっしゃいます!
地域商社とは、そういった方々の想いを拾い上げ、時には旗振り役として引っ張り、時には一緒に磨き上げ、時には背中からやさしく支える。そんな存在なのかもしれません。

決してこれだけが答えだとは思いませんが、今回の件をうけて「地域商社ってなんやねん」とずっともやもや雲がかっていた空に少し晴れ間が見えた気がしました。

全国のどこかで、「自分の住む地域を変えたい!」と問題意識を持っている人へ。
同じように思っている人は、意外と3戸隣くらいにいるかもしれませんよ。

この記事が、そんな人たちが行動を起こす勇気につながってくれれば、こんなに嬉しいことはありません。


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