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本『マンガでわかる発達障害の子どもたち』と『ギフテッド応援ブック』

2冊同時に買って、私もこどもも読んで、どちらもわかりやすくてよかった。

『マンガでわかる発達障害の子どもたち』(本田秀夫/フクチマミ/SB Creative)

本田秀夫先生の本は今までも読んだし、ネット記事も動画も見たし、
SNSもフォローしてるし、その本田先生がマンガになるなんて、
この本は出ると知った時から楽しみだった。
マンガのフクチマミさんの本も、『おうち性教育はじめます』(KADOKAWA)
を前に買って、こどもが何度か読み返していて、
見やすくて優しい感じの絵で気に入っている。

自閉スペクトラムの不可解な行動には理由がある、という副題のとおり、
自閉スペクトラムについての本なので、
読んでいくと、うちも同じだ、というエピソードがいっぱいある。
自分からは話しかけるのに、人の話は聞かない
偏食があって、なかなか変わらない
真冬でも、半袖・半ズボンを着ている
など、まさにこんな感じだし、同級生と打ち解けない、突然不登校、もそう。

うちはこれらの行動にはもう悩んでいない、
というのは“不可解な行動”が無くなったのではなく今も続いているけど、
こういうもんなんだ、と分かって折り合いがついている、という意味でだけど、
この本を読んで、やっぱりそういうことですよね、と答え合わせできた感じ。


『マンガ&イラスト解説ギフテッド応援ブック』(小学館)

この本を読んでいたこどもが
「そうだ、これだ!」と言って指さしていたのは、p.39のチェックリスト。
「完璧主義!」
他の項目もいろいろ当てはまってると思うけど、本人的にはこれなのか。
確かに小さいときから完璧主義だなと思っていた。
たとえば幼稚園年少さんの時、
先生「父の日のプレゼントの工作、できたと思ったらはがし始めちゃって」
私「そういえば何か出来が気に入らなかったみたいなこと言っていたような・・・」
先生「そうなのかなあ?何してるの〜!?って思ったんですけど」
ということがあったり、
小学校低学年の時、家で何日もかけて作ってた手の込んだ紙の工作があって、
あと少しというときにたまたま転んで潰してしまい、
直せそうな潰れ方だったけどシワとか気に入らなかったのか、
わーっと泣いてそのまま二度と見もしなかったこともあった。
完成したら写真を撮ろうと思っていたけど仕方ないので、
バラバラのパーツを並べて撮ってから片付けた。

この本のマンガの女の子、小学校入ってすぐから学校が合わない感じなのに、
高学年まで通ってたっていうのが驚きというか、すごく辛そう。
うちのこどもは2年ちょっとで限界だった。
うちの近くに“ギフの湯”みたいな場所はないけど、
こどもにとっては今は家がギフの湯になっていると思う。

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