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アイディア出し→課題を見定める際は、自分の思考のクセ「バイアス」に注意を払おう

仕事の中で新しいアイディアを出すのが苦手、または何を課題と捉えるべきか?を見定める、当たりを付けていくスキルに自信が持てない。と感じている方は一度、自らの思考のクセ、「バイアス」に着目してみるのがおすすめです。 

■バイアスとは?

・無意識のうちに「こうだ、こうあるべきだ」と思い込んでしまう先入観、思考の偏り、自らの認知や認識の歪み

・人は見たいものしか見えず、聞きたいことしか聞こえない 

■バイアスが形成される原因は?

・過去の体験、経験則、ルール、置かれた環境下で培われるもの。それらが価値基準の下敷きとして形成され、自らの思考の許容範囲を狭めてしまう

・ビジネスにおいても同様で、自社の方針や都合に合致する情報、信じたいと思える情報、アイディアのみを信じに行く傾向

・行き過ぎたバイアスは組織や自らを退化させてしまう、イノベーションを阻む要因にもなったりする

・一概に悪いもの!という訳でなく、人間が楽に生きていくための思考のクセ。まずは自らの思考のクセに注意を払う、意識を向けるのが重要

■バイアスが企業組織や人に及ぼす影響例

・印刷写真に固執し続け、デジタル化の時流に乗り遅れて倒産したポラロイド社

・液晶事業への思い入れ、プライドにこだわり続け、高額投資が経営危機を招いたシャープ

■自らのバイアスが気になった際の対処法は?

・アイディア出しや解決案の当たりを付ける際に、敢えて自分の当たり前を一度疑ってみる

・自分の当たり前とは異なる意見にも耳を傾け、なぜそう思ったのか?アイディアの前提にあるものまで聞いてみる

・出てきたアイディアや解決案を、過去の成功例、失敗例に置き換え過ぎない。改めてどうすればアイディアが検証できるか?を考える

・自分の経験則ベースで即座に判断せず、一度データや数字なども調べてみる、当事者グループ以外の客観的意見も求めてみる

■バイアスに関してもう少し詳しく知りたいという方は、以下情報なども役立つかもしれません

https://live5.jp/wp-content/uploads/2020/07/ff026940727f8c479266134e8de02945.pdf

https://yasabi.co.jp/%E7%A2%BA%E8%A8%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9/#viewer-44btf

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