自分を見つめる旅 EMDRすごいの編

留学から帰国し、トラウマに辟易した私はEMDRに強い先生にかかることにした。

実は「帰国したら受けるぞー!」と思ったあと、結構ガッツリまた性的加害にあい(しかも連続)、その後もモラハラにあったため完全に男性へのトラウマやフラッシュバックが再発したので、「受けるぞー!」どころか「助けてくれー!」のレベルになった。

ただここが怖いところで、私は乖離グセがあり「なんか大丈夫な気がするな…」と土壇場で思いがちなのだ。これはEMDRのカウンセリングを受ける前の診察でも言われたこと。私は乖離して自分を守るクセがあるので、下記のような状況に陥りやすい。

・嫌なことがあると記憶をすっとばす(が、フラッシュバックがたまに襲ってくる)
・機関にかかろうとするタイミングで全然大丈夫な気がしてくる
・ストレスない気がしているけど不眠がひどい

しかも先生からみても、私はトラウマはあっても鬱ではない。
だから、「たまにフラッシュバックとか昔のトラウマに紐付いた悪夢あるけど、元気な人生🎶」みたいになりやすいのだ。
どうでしょう?そんな人、結構いそうだとと思う。

ともあれ、治療開始してびっくりしたことは、
本当にEMDRって効果あるんだ!!!!(失礼)てこと。

長くなりそうなので箇条書きっぽく書く。

下準備としてやったこと:
・カウンセリングをし、自分のトラウマの全体像や、自己否定している場合認知の歪みがどこで発生しているのかを探る
・自我を乖離から現実に引き戻す練習をする
・気持ちがぶれた時に戻せるように平穏スイッチをつくる

※平穏スイッチはパブロフの犬のように、特定の行動をすることで同じマインドセットができる状況設定。かぐや様は告らせたいにも出てきたよ

ちなみにこのカウンセリングを経て、私はまず家族トラブルについて扱うことに決めた。

そもそも私は自己愛や自己肯定感の根本が歪んでいたからだ。(でも正直この歪みにも性的加害は複雑に張り付いている)
その歪みの原因トラウマを解消していった。

EMDRとしてやったこと:
・トラウマの感情レベルを分析する
・指示に従いながら目を動かし、トラウマとなる記憶とその時の感情を反芻する
・上記がうまくいかない場合は、手元に刺激を与える機械を握りながら記憶と感情を反芻する

実際少しずつやってどのように感じたか?
まるで、トラウマの記憶から感情が、シールの土台を剥がすように分離していくのだ!!

最初は思い出してると涙が止まらなくて、むしろ涙生成スイッチになっていたようなものが、思い出しても「あれ…?たしかにそういうこともあったね…その時は辛かったね…そうね…」みたいな感じになる。

これの何がすごいかというと、
私にとってはこういう状態が常だった。

・過去受けた言動から自分は劣っているんだと思いこみ、その強烈な負の感情から、「自分のバウンダリーから他人が入り込むのを許可したまま自他を比較して卑下する、されること」がしょうがないことなんだと思いこんでいた

・その卑下や負の感情が自分のアイデンティティに入りかけていた

だから、
負の感情 と 記憶
が分離されることで、「たしかにこういうこと言われたな。でもそれは私の価値には関係ありませんよね…😌」という状態になれるのだ!!

私はもともと自分が嫌いではない。やりたいことをやり、実現してきたし、着飾るのも好き。
自分から見た自分は結構好きだが、他人から見た自分は嫌いどころか話になりませんくらいの気持ちなのだ。
考えてみたらそれで馬鹿みたいに奴隷みたくエスコートしてた時期もあったな。


家族とのことは、私が全てに文句をつけてるだけなのかなとも思ってきたが、友人に話してもカウンセラーさんに話しても家族がおかしいと言ってもらえたので少しずつ自信がついてきた。


機能不全家族であり、私はアダルトチルドレンだ。家族は常にお互いのバウンダリーを超えた関わりをしあい、その最下層にいるのが私なのだ。
どうしてそう思ってるのか等は長くなるので割愛。

ただ、そんな家族にしたのは多分祖父母だ。
聞いてるといつも干渉され泣かされたり、趣味を嘲笑われ否定されてきた様子。本当に、家族というこの狭いコミュニティは時に強烈な呪いになるなと思う。
今の私の家族は、両親というアダルトチルドレンを癒す箱庭のようでもある。そんな両親を献身的に全肯定する姉も、正直アダルトチルドレンだと思う。

バケモンみたいな家族だけど笑、でも外からみると両親を全肯定家族=仲良し家族なのだ。
念の為言っておくと私は家族に感謝している。
なぜなら大学まで卒業させてくれているし、ご飯だっておいしいものをいつも用意してくれている。感謝しているが、だからといって常に私の安全性やプライバシーを踏み荒らしていいわけではない。

そこで今は「自分のバウンダリーを意識し、守っていきましょう」と先生にも言われて、たまに手を広げて意識するワークをしている🏋️
これは「今家族に冷たいだろうか…」と思っても、このワークをすることで「いや、この範囲に入ってほしくない!大丈夫」と思い直せる。
多分、慣れてきたらもっと自然に家族とコミュニケーション取れるうえで自分のことを守れると思う。
さらには、今まで人にオープンマインドすぎて付きまとわれたり性的加害に繋がったこともあったと思うので、明確に「ここから先は入れません」と態度で示すことは人間関係において大きな盾になる。

起こったことは悲しくて嫌だったけど、家族と私は違う価値観を持っており、されたことで自分がだめな人間な訳では無いとわかったことは大きな救いだった。

これからはさらに異性トラブルのことを抹消していく予定。どーなるかなー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?