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急須で淹れるより美味しい「邪道なティーバッグ」川根『茶っぽ』プレゼント

●茶業界の常識を覆す「絞るティーバッグ」

「お茶は急須で淹れるのが一番おいしい」
その常識を覆したティーバッグ「茶っぽ」と、茶っぽを楽しむお手前のしおり付きセット×2セット(1600円相当)を30名の方にプレゼント。

茶業界では邪道と言われてきたティーバッグを「絞る」というお手前で、急須で淹れた味を超えた味わいを実現。

一般的なティーバッグを絞ると、苦みやえぐみが出てしまいますが、茶っぽは、「絞ることを前提として」開発されたため、苦みやえぐみが出ず、絞ることで急須で淹れるよりも美味しさが増す、新しいティーバッグなのです。

また、絞り方を変えることで味を調整し、その日の気分や食べ物と合わせて楽しむこともできます。「絞って楽しむ」新しいお茶のお手前、是非ご堪能ください。

※こちらは、2023.2.10~2023.2.19までの期間にインスタグラム内にて行われるプレゼントキャンペーンの商品紹介です。

【プレゼント内容】
・楽しみ方のしおり
・ティーバッグ×6個
・ティーバッグホルダー×6枚

応募はこちら(インスタグラムにて)


●茶っぽのお手前

基本の淹れ方

➊ティーバッグの紐を、ティーバッグホルダーの切れ込みに通しティーバッグを吊るすような形で固定します。
➋カップ等にお好みの量のお湯を注ぎ入れティーバッグをカップの中へ落としていきます。
➌約60秒お湯に浸して紐を持ち上げ、ティーバッグホルダーで軽くティーバッグを絞り出して出来上がり。
※絞り方の強さは、ソフトスクイーズ、マイルドスクイーズ、ストロングスクイーズを参考にしてください。

ティーバッグにお湯を注いで60秒抽出後、以下の3タイプの絞り方で、それぞれ違う味わいをお楽しみいただけます。

2煎目以降はお湯を注いで15秒ほど抽出後、同じようにティーバッグを絞ってお召し上がりください。

【ソフトスクイーズ】

≪絞り方≫
優しくティーバッグを絞る。
(痛みを感じない程度に頬をつねるくらいの強さ)

≪味わいの特徴≫
優しい旨味を感じるすっきりとした味わいなので、お茶を長時間飲み続けたい時や、身体や胃腸が疲れている時などにおすすめです。
静かにそっと寄り添ってくれる、そんな優しさを感じる味わいです。

≪おすすめのシーン≫
・大勢での会食
・長時間の会食(コース料理)
・お疲れ気味の時
・繊細な味の食事やスイーツを楽しみたい時

【マイルドスクイーズ】

≪絞り方≫
ほどよい強さでティーバッグを絞る。
(頬をつねって少し痛みを感じるくらいの強さ)

≪味わいの特徴≫
バランスの取れた穏やかな甘旨味と心地よい渋味が感じられるので、リラックスタイムやお茶の時間、食事の時に気軽に楽しんでいただける味わいです。

≪おすすめのシーン≫
・友達とのおしゃべりタイム
・好きな音楽を聴きながら
・ほっとリラックスしたい時
・いつもの食事やスイーツを楽しみたい時


【ストロングスクイーズ】

≪絞り方≫
やや力を入れてティーバッグを絞る。
(頬をつねって痛いくらいの強さ)

≪味わいの特徴≫
甘旨味に加えて、やや重厚感のある渋味が加わった、厚みのある味わいなので、気持ちをしっかり持って頑張りたい時や、濃い味の食べ物を食べる時などにおすすめです。

≪おすすめのシーン≫
・ストレスを感じて一息入れたいとき
・気合を入れて勉強や仕事を頑張りたい時
・寒さを感じる季節
・濃い目の味付けや油分の多い食事のとき

おすすめの味わい方(食べ合わせ)

茶っぽは、絞り方を変えることによって、さまざまなお食事やスイーツと合わせてティーペアリングをお楽しみいただけます。

下記の絞り方の違いによるおすすめを参考に、是非、ご自身でも試してみてください。

【ソフトスクイーズ】

お茶の甘旨味を優しく感じられるので、クリーム系のまろやかな料理や甘味のある野菜や魚、生クリームを使ったスイーツなどの味わいに対し、お茶が優しく寄り添ってくれます。

≪おすすめの料理・スイーツ≫
・クリーム系の料理(クリームシチューやカルボナーラなど)
・マグロの刺身(トロ)
・茹でたトウモロコシや枝豆(甘味を感じられる野菜)
・生クリームを使ったスイーツ

【マイルドスクイーズ】

バランスの良い旨味と心地よい渋味を感じられるので、旨味のあるチーズを使った料理や、豚や鶏肉、温野菜と合わせることで、素材の旨味とお茶のうま味の相乗効果をお楽しみいただけます。

≪おすすめの料理・スイーツ≫
・お酢を使った料理
・温野菜(人参、ブロッコリーなど)
・チーズフォンデュ
・鶏肉料理
・豚肉料理
・白身魚(鯛、ヒラメ)の料理
・チーズを使ったカナッペやクラッカーサンド

【ストロングスクイーズ】

お茶の味わいがしっかりとしているので、濃厚な味わいやしっかりした素材の味わいが感じられる料理やスイーツがおすすめです。
お料理やスイーツの濃い味わいや油分を切り替え、後味をすっきりさせてくれます。

≪おすすめの料理・スイーツ≫
・レアのビーフステーキなどの牛肉料理
・醬油ベースの料理
・フランスパン
・濃厚レアチーズケーキ
・しっとり濃厚チョコケーキ
・高カカオ(乳製品が少ない)チョコレート

●茶っぽが急須で淹れるよりも美味しい理由

茶っぽの美味しさの秘密

ティーバッグを絞っちゃうなんて、普通は苦味や雑味が出ちゃうからご法度なのに...茶っぽは絞っても、むしろ美味しさしか出てこないなんて不思議すぎる!!

茶っぽの美味しさの秘密、ミエコが暴いちゃうよ!

➊仕上げ加工「選別」
・厳選した茶葉を仕上加工の段階で、お茶の味の輪郭をはっきりさせ、クリアな味わいにさせるため、お茶に含まれる細かな粉の部分や茎などを徹底的に選別。

・粉の部分を取り除くことで、すっきりしたのど越しとなり、香りにも透明感が出る。
・茎の部分を取り除くことで、青々しい香りが出過ぎるのを防ぐ。
・お茶の葉の大きな部分を取り除くことで、より繊細でクリアな味わいとなる。

➋仕上げ加工「火入れ」
川根地域で生産されたお茶だからこそ持つ、山育ちの茶葉本来の持っている香りを引き出すことにこだわり、火入れを行っているんだって!

火入れというお茶の葉を熱で乾燥させる工程は、
1.乾燥させることでお茶の保存性を高める
2.お茶の香りをより良くする

という目的があるんだ。

さらに、お茶の香りを良くするというのは、大きく分けて以下の2通り。
・お茶の葉が本来持つ清々しい香りを引き出す
・お茶の葉をしっかり熱することで、甘香ばしい香りにする

ほてい園さんでは、川根の山のお茶ならではの清々しい香りを最大限に引き出すため、
・お茶のにムラなく熱が通るよう、葉の大きさごとに分けて火入れをする
・清々しい香りが飛ばないよう、じっくりと低温で火入れを行う

ということを念頭に、丁寧に火入れを行っているだぁよ。

ほてい園「久保勇介」のブレンド力

一般的にお茶は複数のお茶がブレンドされていることがほとんど。このブレンドは、茶業界では合組ごうぐみと呼ばれているんだ。

ほてい園さんでは、さまざまなお茶のポテンシャルをより引き出し、1+1を4にも5にも引き上げるブレンドを常に心がけているとのこと。

久保さんは具体的に以下のようなイメージで、川根地域で生産される、何種類ものお茶をブレンドしているんだって!

●香りの担当:川根地域の山のお茶独特の香り、清涼感のある浅蒸しのお茶
●味の広がりの担当:清々しい甘味のある浅蒸しのお茶
見栄えを整える担当:ツヤがあり、細くれた形の良い浅蒸しのお茶
●味の軸の担当:味わい全体をまとめる、まじりっけのない甘味のあるお茶、綺麗な澄んだ味わいのお茶
●味の厚み担当:味わいに芯や厚みを持たせる、まろやかな中蒸しのお茶

など、互いのお茶の持つ良いところを邪魔せず引き立てあうブレンドを心がけているとのこと。

中身の見えないティーバッグであっても、お茶の葉の見た目も綺麗なお茶としてお届けしたい、という思いから、味や香りに加え、茶葉の形状やツヤなどの見栄え良いお茶としてもこだわりを持っているんだそう。

いや~..昔に比べたら、今のティーバッグはだいぶ美味しくなってきたけど、ここまで細かくこだわってる人は見たことも聞いたこともないだぁよ。
こりゃ絞っても美味しさしか出てこないわけだぁね。

妥協の無いお茶の仕上げ作業

➍仕上げ加工「切断」
お茶をティーバッグ加工にする場合、一般的には味や色が出やすいよう、お茶の葉を細かく切断するんだ。
通常は、ティーバッグ用のお茶の葉は全て同じ切断しか行われないけど、ほてい園さんでは茶葉の切断する大きさを、
水色すいしょく(お茶を抽出した時の色)が綺麗に出る切断
・味の出る切断
・青々しい香りの出る切断

というように、何種類かに分けて切断するというこだわりっぷり!

これはさすがに、他のお茶屋さんたちからも
「そこまでしなくていいんじゃない?」と言われているんだって。

でも久保さんは、とにかく絞っても美味しく出せるよう、自分の納得のいくまで追求し続けたそう。

切断したお茶の種類や量の比率を変えながら、一番良いバランスとなるよう、ティーバッグの試作を何百回も行ったって言うから驚きだぁよ。
その都度、味わいも確認しながら行っていたので、家族にも何度も試飲してもらって感想を聞くなど、協力して作り上げてきたんだって。

お茶の状態やその日の気温、湿度、に合わせ、五感を駆使してお茶を仕上げていく

邪道と言われても諦めなかった久保さんの開発ストーリー

茶っぽの美味しさの秘密を知るほど、なぜそこまでこだわったのか、他の人がやらないことに挑戦したのか気になるね~。
久保さんの開発ストーリーも聞いてみたよ。

久保さんは、茶葉の利用が減少していく中で、お茶の需要を少しでも回復していきたい、そんな思いを持ち続けていく中、手軽に利用ができ、茶葉の処理に困らないティーバッグの開発に乗り出したんだって。

はじめは、急須に入れて利用するタイプのティーバッグを開発。(紐がないタイプのティーバッグ)

次に、急須を持たない人に対して、
カップに入れるようタグ付きティーバッグの販売を開始。

ただ、久保さんが以前からずっと気になっていたのが、ティーバッグをカップから取り出した後の置き場所の問題。

そして、ティーバッグの中身のお茶をこだわって開発したとしても、急須で淹れたほうが絶対美味しいというジレンマがあったんだって。
急須で淹れた時の最後の一滴にうま味が凝縮しているからね~。

だから、ティーバッグでは最後のうま味を取り出すことができない...そのことが久保さんの頭から離れず、今まで作ったティーバッグを活用しつつ、TBの置き場、急須の味わいを再現することはできないのだろうかと、考える日が続いたそう。

皿に蓋の機能を付ければ急須の代わりになるんじゃないか、そして蓋で絞ればいいのでは?と、久保さんはいろんな方とお話をする中で思い付き、ついに2021年、蓋つきのティーバッグの開発に踏み出したのだ!

しかし!ここで問題が発生。取引がある資材屋さんに試作品をもって相談しに行ったところ、製造できないと断られちゃったんだって。
そこで、協力してくれる企業がいないか商工会へ相談し、なんとか、受けてくれる企業を見つけられたのだ!良かったね~!

何度も何度も試作を重ねました

製造してくれる企業と何度も何度も、材質、形状、留め方、デザインなど試作を重ね、その間に静岡県発明協会へ相談、意匠、特許、商標出願に向け進めていったとのこと。

そして、2022年2月に念願の製品として完成!
自分が想像していたものが「カタチ」になりワクワクが止らなかった、と久保さん。

商品名の「茶っぽ」は、久保さんの目指す茶師である祖父との思い出の中にある、フランス語で帽子という単語の「シャッポ」という単語をひねり、お茶の帽子ということで「茶っぽ」と名付けたんだって。

茶業界ではティーバッグを絞るなんてご法度。
一般的なお茶のティーバッグを絞ると、お茶の雑味が出て美味しくなくなっちゃう。

でも、久保さんは今までずっと、雑味をあまり出さないお茶を研究し、誰でも美味しく淹れられるお茶を目指してきたことで、絞っても雑味が出ないお茶として完成させることができたのだ!

邪道と言われようが、お客様に美味しいお茶を飲んでいただきたいという思いをずっと持ち続け、茶葉に、絞り方に工夫を重ねたことで、「茶っぽ」が、そして「絞る」という新しいお茶の楽しみ方が完成したんだね。

●ブレンダー久保勇介の熱いこだわり

長年のジレンマを解消し、「茶っぽ」という新しいお茶の楽しみ方を開発させた久保さん。
これをまた新しいスタートに、久保さんのこだわりや目指したいことは、まだまだ続いていくのだ!

最後に、これからの久保さんの目標を聞いてみたよ。

・地域の茶の生産者を守る

日本全体ももちろんですが、川根茶産地も生産者の高齢化、個人の生産家の減少が顕著です。
時間や手間がかかっても、自分としては個別に生産家を回って様子を聞いたりして気に掛けることを続けていくこと、そしてお茶の値段を叩かないことで、茶農家である生産者を守っていきたいです。

・仕入れのこだわり
地域の茶の生産者を守るためには、利益だけを考えて都合の良い仕入れ(一部のお茶だけを仕入れる)ということはしたくありません。
茶畑を直接見たり、生産家の方とお話したり、責任持って上の値段から下の値段のお茶まで通して買わなければ、生産者を守れないと考えています。

そのためには、一人一人との信頼関係、人間関係を大切に、仕事が丁寧で自分が納得するものを作っている生産家(利益よりも目指すものを大事にしている人)を大切に、仕入れを行っています。

・川根茶を業界の先頭に
昔は川根茶が三大銘茶のひとつでした。
しかし、現在は特に若い世代は「川根茶」という名前すら知らない人が多いです。日本茶を普及させていくという役目を担うべき産地として再度、川根茶を認識してもらえるよう頑張ります。

・世界の人に日本茶の良さを知ってもらいたい
まずは日本全国の方に茶っぽで新たなお茶を飲む楽しさを知ってもらい、いずれは英語バージョンの茶っぽを作って世界の人に日本茶の良さを知ってもらいたいと考えています。

久保さん、ありがとうございました!
お茶好きな人も、今までお茶をあまり飲まなかった人も、茶っぽをきっかけに新しいお茶の世界を楽しんで欲しいな~!

●ショップ紹介


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