友達価格問題！起業前後は自信がないからサービスを安売りしやすい。

あなたにも経験ないですか。知りあいだから料金を請求しづらいな、という時。起業したばかりの頃を思いかえしてみてください。

“ビジネスって何だろう？” 様々なビジネスをそばで見てきた税理士が気がついた事をnoteに綴っていきます。自営業専門税理士の河南（かわみなみ）です。

本日の課題は「起業前後のサービスの無料提供」や「友達価格」について。

起業前後に、自信や経験がないからと自分のサービスを無料や定価より低い価格に設定してしまいがち。

紹介割引や知り合い価格の全てがダメなわけではないですよ。
あなたが納得のいく形ならOKです。自信がないから、経験がないからという理由なら考えた方がいいです。ビジネスはボランティアでは成立しません。

・割引を期間限定にする（いつまでか明記する）
・回数を限定する（お一人様何回まで、初回のみ）
・モニターとして何名様（感想やアンケートの協力のお願い）

やる場合には、何かしらの制限やルールをきちんと決めて行うといいですよ。

ルールを明記しないと言い出せないまま続いてしまう可能性もありますよね。
お客さんから、「え？値上げするの？」と言われてお互い嫌な思いを味わうことも。
今後の友情関係や付き合いに影響があるケースもあるかもしれない。

料金の安さでお客さんになった人は、価格を正規にしたら来なくなります。そこで、自信を失わなくていいです。みんなが通過する儀式みたいなものなのでメンタルを削られなくて大丈夫です。

私が実際にやられて嫌だったのが、
　「ご飯おごるからその時に教えてくれる？」
　「会った時ついでに相談にのって」
こちらが時間をとり経理や税務の相談にのるのであればビジネスです。
友達と会っていて流れでビジネスの話になり、というのであればいいのです（私の中ではセーフ）。下心がある人って隠しているつもりでも分かりますよね。

私が個人的にそれは・・・と思ったワードが「友達になっておかないとね」というもの。友達になっておく？？なんなんだその台詞。
一方的に友達になられて仲良くもない人に、税理士業務を教えるほど人はできておりません。

私の中でコツがあります（切出しにくい場合もある）のでシェアしますね。
”正規の料金で依頼してくれているお客さんに対して失礼”
そう心の中で唱えてお断りします。

皆さんも、気をつけてくださいね。自信がないからと安くするのは違います。
あなたのお店だから来るんだよというお客さんを見つけてください。

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ビジネスの通過儀式みたいなものだから気にしないのが精神的に健康ですよ。
またね！税理士　河南