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メダカのきもち

家に帰ると、メダカがいた。


「メダカ飼っちゃった♪」
ソファでコーヒーを飲む夫の弾んだ声がする。
ハンターカブでブブブーと行った道の駅で見つけたらしい。



メーダーカー。


メダカ飼ったことないけど、ちゃんと育てられるかしら。
なんとなくメダカって繊細なイメージ。


夕食時は、もちろんメダカの話題でもちきり。
小5娘は、ちょうど学校でメダカの飼育をしているという。


「メダカのことなら私に聞いて!
 あんな、メダカはな、1匹につき1リットルの水が必要やねん。
 それにエサのやりすぎは、だめ。
 上から見るのもストレスになるから、ほどほどに。
 鳥に狙われると思うんやって!
 オスとメスの見分け方はな・・・」


おぉ、メダカ博士がいると心強い。
メダカのオスとメスの見分け方は、背びれを見ると分かるらしい。
小5娘はメダカになりきって、手をパタパタして実演してくれた。


あんまり見つめちゃダメ、というので
ちょっと距離をとってリビングからメダカをぼんやりと眺める。


視界の端で不規則にゆらぐ感じがいい。
一定ではないリズムに不思議と安らぐ。


それにしても初めてのメダカに、ちょっと緊張する。


慌てて、水槽やカルキ抜きをアマゾンで購入。
水を変えるタイミング、
エサをやるタイミング、
何もかもよく分からない。


試しにパラリとエサをやったら、
ツンツンッパクッと食べた。かわいい、うれしい。


底をスイスイ泳いでいるメダカ、
水草の中にいるメダカ。


うぅーん、OKなのかNGなのか分からない。
メダカのきもちが知りたいなぁ。


ある日、やってきたメダカ。
うちに来てくれたからには、大事にして、スクスク成長してほしい。


できれば卵も産んで、増えたらいいなぁ。


そしていつかは名付けてみたい。
オスとメスだけじゃなく、個体判別できたらすごいじゃないか。


6月のはじめ、
こんなふうにしてメダカとの暮らしが始まりました。

今日も暑くなりそう。
よい一日を。


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