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退職してから襲いかかるお金

3/31に退職した。

3/31付で退職した。転職先も決まっていたので、日を空けずにそちらで働く予定だった。


同じタイミングで辞める同僚は、「失業手当もらいながらゆっくり次のところを探すわ。」と言っていた。わたしにはゆっくりしている時間がない。夫も病気後、不自由があり在宅生活をおくっている。

収入が途絶えるのが怖い。
だから在職中に次の仕事を探した。


上司にも転職先を探していることをあらかじめ伝えていた。最初はゆっくり探したらいいと言ってくれたが、年度替わりの関係で2月下旬までに返答が必要になり状況が変わった。

この時面接が入っており、採用なら1カ月後にはここを去らなければいけないし、不採用なら留まる決断をしなければならいが、応募先の合否がどのタイミングになるか分からない状況。
はっきりと答えられなかった。

すると、
“はっきりしないなら辞めてしまえよ”
と言わんばかりに「退職願の様式がありますからと先に渡しておきますか?」とその場でプリントアウトして渡されたのだった。

働きながら、納得できるところを探したかったが、最後には煽られ、急いで辞める形になった。

いや、さいご決めたのはわたしだ。
自分で去ることにしたのだ。

直ぐ次のところに就かなければならないという焦りもあったが、

“面接で不採用でも、こんなところ辞めてやる!”

今となっては冷静でいられなかったことを反省するが、感情が己を支配した。
怒りが沸点に達してしまったのだ。

なんとか滑り込みで3月退職にこぎつけた。
新しいところも条件はそう変わらない。
むしろ事務仕事だから体はラクだ。

“やり切った。大丈夫だ!”
漠然と考えていた。

あとは行ってみなければ分からない。
それはどこにでも言えることなのだけど。


転職先は3日で終わる。

面接の結果、即決採用でよかったと思いきや。
いざ4/1から勤務するも、メンタルも体調も崩れ、たった3日で退職した。敗北だ。
行った先にはヒステリックモンスターがいたのだ。


そして無職になった。

さて、辞めると決断したのはいいが無職になった。

心配するはまずお金だ。

国民健康保険と国民年金の手続き

社会保険から国保の手続きは14日以内。
この手続きをするとイコール健康保険料やら国民年金料徴収されることを意味する。

収入がないのに早速お金の心配にぶち当たる。
だからといって健康保険証がないのは困るのだけど。

3月分の給与は?

3/31退職であれば、4月給料日には最後の分が支払われそうなものだが、この会社は支払われない。

と、入社翌年に上司に宣言された。

その代わりその月の給与には、退職する月の分の給与が含まれているという。
確かに多かったが、倍の金額ではなかったと記憶している。


“え?そんなことってある??”


理解に苦しんだ。
ずっと、謎に思っていた。

その当時の上司はすでに転勤しており、今は在籍していない。

現在の上司に確認しようと思ったが、退職の件で冷戦状態だったため聞かなかった。

さらにいうと、上司からも改めて説明もなかった。
退職に関する書類にも明記なし。
雇用契約書にもその件は明記なし。


一体どうなってるのさ??

そして、いよいよ4月。最後の給料日だ!
オンラインで給与明細を見よう。

しかしログインを試みるも
入れない。


“えっっ?!!”

なんだと?
なんどやっても入れない!!!!!

うろたえた。

退職したらそんなにも速攻で見られないものなのか!??

だとしたらちゃんと言えや、上司!!
いつだって言葉が足らんのじゃ!!!

怒りに震えた……

ただ、このシステム。
この状況、在職中もままあることだったので心を落ち着かせてみる。


しかし入金額が分からないと、2日後クレジットカードの引き落としが控えている。
内容によっては追加で口座に入金せねばならず、非常に困る。

また混乱し、慌てふためいた。
すると夫から

「とりあえず通帳記帳してきたらいいべ。」

やさしく、そして冷静に諭された。


…そうね、そうしよう。


「ごはん食べてから記帳に行くね。」

お昼を摂っていたら、玄関から郵便が届いた音がした。

給与明細だ。
なんだ、ちゃんと届くようになってたんかい!

…よかったよかった。
封を切る。直ちに確認した。


え?


……嘘でしょう?

……。

絶句。


明細には、休日出勤が1日分。
そこから雇用保険が差し引かれた、微々たる金額があるだけだった。


こんな空白だらけの給与明細を初めて見た。


……聞いてはいたが、こんなもんなの??
有給消化もせず、最後まで働いて、結果がこれか。途中何度か時給だって上がったのに差額も入金されないの?


愕然とした。


“ハローワークか労働基準監督署に言いつけてやろうか?”

“離職票だって、最終月の3月は通常の金額で記載されてたよ?なんで?なんで?!”


わなわなわなわなわなわなわな…


…色々なことが頭の中でグルグルと駆け巡る。


少し冷静になってから、会社から差し引かれる社会保険料とか税金など、わかる範囲で計算した。

  • 前にもらった分と、差し引かれる分などで、だいたいプラスマイナスゼロくらいかもしれない。

  • あとの差額は無知でよく分からないが、年末調整(源泉徴収票)で何かなってくる?

という結果に至った。

また動揺しながら夫に話すと



「終わってしまえば、会社なんてそんなもんだ…」


またも
やさしく、そして冷静に諭された。

あとは
「もう忘れな。」と。


明細は届いたがその日結局、入金のため銀行へ走った。

その他のお金・税金

その後、この時期ゆえの固定資産税、軽自動車税が。
そしてさっそく国民年金の支払い票が年間分、どっさりと届いた。

そのうち国保の請求も来るだろう。

あとは住民税がどれだけ来るか怖いのだ。
ほんとうにこわい。
前年所得から計算される。今が収入なくとも届くものなのだ。
ああ、こわい。

さいごに

退職後はお金お金お金!
お金のことばかり考えている。

悠長に『納得できるところを探したい。』とか言っていられない。
でも、最後まで務められるところを見つけたいというのも本音。葛藤なのだ。

失業手当をもらえる時期まで待って、ゆっくり探したいが、それまで自分の精神が持たないかもしれない。ほんとうに葛藤なのだ。

こうして幾度の退職を繰り返しながら、少しずつ大人になってゆく。
無知ゆえに壁にぶち当たり経験し、色んな疑問を調べながらね。

在職中には考えなかったお金のこと。
職を離れると急きょ襲いかかってきます。

仕事辞めたいと思ったら、こういったお金のことも込みで計画的に考えなければいけない。

そのつもりになっていたけど、

“転職先が必ずしもいいところとは限らない…って。”ってこと

またひとつ、お勉強になりました。

……

最後までお読みいただきありがとうございます。

もうすぐ五十路いそじだけど、まだ半分くらいしか大人になれてないんだな、きっと。

ちゃんとした大人になりたい。

大人って長いよー
(何かのCM風)


カワコ



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