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共和党と民主党 ドナルドとシンゾー

トランプさんの暗殺未遂事件が起こって色々な反応が出ている。

ところで、アメリカの政治ってどうなっているのか、知ってる人は知っているが、

知らない人は全然知らなかったりする。

共和党と民主党の2大政党が有って、対立しているのだけれど、

まあ簡単に言うと民主党は左寄りで共和党は右寄りという事になる。

そして、これは日米共通なのだが、何故かマスコミの殆どが左寄りなのだ。

アメリカで保守系のマスコミというとFOX、日本では産経新聞などと言われてきた。


民主党のバイデン政権がやった事と、トランプが主張している事には、

全く正反対の主張も色々有る。

移民問題などその例だ。

簡単に言うと民主党は移民をどんどん受け入れる、不法移民も保護する、

それに対してトランプは不法移民は全て送り返す、国境から入れない、と言う。

アメリカやヨーロッパの移民や難民による大混乱を見ていて、

いいかげん規制したり送り返したほうが良いではないか、と思うのだが、

なぜ民主党はこれだけ国内を混乱させてでも移民を入れようとするのだろうか。

これが不思議な点だ。一説には移民が民主党に投票するからだとも言われるが、

だからと言ってこれだけ国内を混乱させて良いわけが無いだろうと思う。


さて、巷で良く言われる事なのだけれど、

アメリカが戦争をしたのはみんな、民主党政権の時だった、と。

確かにそうだ。

そして、ウクライナ戦争が起こったのもバイデンがプーチンにくぎを刺さなかったから、

とも言われる。それだけではなく、バイデンは事前に戦争になっても派兵しない、

と明言してしまった大チョンボを犯したのを批判する人も多い。


共和党と民主党の対比でこれもまた良く言われる事なのだが、

暗殺、または暗殺されそうになった大統領などについて。

被害を受けた殆どが共和党の大統領だった。


ところで、民主党政権の時に戦争が起こる、共和党の大統領が暴力を受ける、

という事を眺めているとなんだかピンと来るものが有るのは確かだ。


日本の左派は憲法改正に反対したり、自衛隊に反対したり、日米安保破棄を主張したりしている。

それに対して左派が最も憎んだ相手、安倍総理は「集団的自衛権」というものを、

完全ではないが一部実現した。

自分が思うに、戦争を起こさせない為にはどうしたら良いかと言えば、

「軍事力を減らして話し合いで解決」などと非現実的な事を言っていないで、

友好国と連携して国防をするほうが遥かに現実的だと思う。

そしてこの考え方は「自由で開かれたインド太平洋」構想につながった。

クァッドと呼ばれる、日米豪印を結ぶ連携で中国の「力による現状変更」を抑えようとするものだ。

今や、軍事大国相手に自国一国だけで防衛するのは無理が有る。

だから連携する、というのは現実的で合理的な考えだ。

安倍さんは中国などの敵対的な国にとってはとても邪魔な存在だっただろう。

その中国などの敵対的な国の国益を優先する様な日本の左派にとっても、

最も邪魔な存在だったのだろう。

安倍叩きは相当なものだったし、安倍さんが亡くなった後もずっと続いていた。

テレビを見ているおばさん達が「安倍は悪い奴だ」と言っているのを良く見る。

そんな1人に「安倍さんのどこが悪いの?」と聞いてみた事が有るが、

全く要領を得ない答えしか返って来ない。

「集団的自衛権で戦争をしたがっている」とか、「森友学園」とか「加計学園」とか言うのだ。

森友だの加計のどんな点が悪いのか聞いても明確には答えられない。

それはそうだ、何の証拠もなく、ただ単に官僚が総理に忖度したのではないか、

というだけの根拠で騒いでいたのだから。

アベには何を言っても良い、という風潮が生まれ、ひどい批判をする人達が後を絶たなかった。

安倍さんの人形をブルドーザーで轢いたりしていたのだった。

なんでもかんでも「安倍が悪い」という人たちには「アベガー」というあだ名が付いた。

死後3年経つが未だに「アベガー」は健在だ。

安倍さんがどれほど強力だったか良く解る。

これと同様に、日本のマスコミを見ていると、「トランプは悪い奴だ」という本音が見え隠れする。

トランプ暗殺未遂が起こった事で、

「共和党トランプ陣営が結束していくきっかけにもなる可能性がある。」

「プラスのアピールにもなりかねないという感じがしますね。」

と言った民放番組が有る。悪名高いTBSだ。

まるでトランプが当選する事が悪い事だと言わんばかりだ。

トランプ暗殺未遂事件の後、共和党支持者がマスコミに対して、

「トランプ氏暗殺を煽ったのはお前らだ」と言っていた。

これは、マスコミがまるでトランプが悪で有るかのように報道するから、という意味だ。

日本のマスコミも殆どが「アベガー」だった。

忘れもしないが、安倍さんの国葬について、NHKのニュースではしつこいくらい何度も、

「国論を二分する国葬」と言っていた。

国葬に反対していたのはほんの一部で、自分も花を持って並んだが、当日、

献花台に花を捧げに来た人の列が10キロも続いたのだ。

その横で国葬反対デモをやっていたのは30人くらいだったではないか。



米国大統領暗殺の標的が共和党に偏っている事や、アベには何をしても良い

という風潮を見ていると、「左派の暴力性」という言葉が浮かび上がって来る。

また、アメリカが戦争したのはみんな民主党政権の時だった、

というのも偶然ではないと思えるのは、左派の脳内理想論ではなく、

現実的な考えが必要だという事を示していると思う。


安倍政権には功罪両方が有る。

しっかりやってくれた点もあれば、良くなかった点も有る。

アベノミクスは成功したのか失敗したのか、人によって意見も分かれる。

相当抵抗した様だが、2回は回避したがとうとう消費税も10%に上げてしまったし、

移民を入れるきっかけを作ってしまったのも安倍政権だった。

誰が総理大臣をやっても同じことで、良かった点も有れば悪かった点も有るものだ。

自分は世界に影響を与えたクァッドの構想で中国を抑え込もうとしていた事や、

憲法を改正しようとしていたが難しいので緊急回避的な政策、

(集団的自衛権や特定秘密保護法など)は大いに評価したいと思っている。

これは「あっち側」の人達が言う様な「戦争をしたいから」ではなく、

「戦争を起こさない為」だったと考えるのが現実的だ。


トランプが主張している事も、アメリカを守る為の主張ばかりだ。

「移民の侵略阻止」「電気自動車(EV)推進策を取り消す」など、

国の安全保障や経済を優先するものだと思う。

アメリカは他国の防衛の為に巨額な金は出せない、自分の国は自分で守ってくれ、

というのもトランプの主張だ。

トランプが大統領になれば、日本にも辛い事を言って来るだろう。

防衛費のさらなる増額を求められ、日本からの輸出品の関税が引き上げられるのではないだろうか。

さて、そんな時、その相手をする日本の総理大臣は誰が勤めているだろうか。

こんな時、安倍さんが生きていてくれたらなあ、と心底思う。

日本からの輸出について、それを批判するトランプに対して、

それがアメリカでの雇用を生んでいると説得したのは安倍さんだった。

シンゾーからドナルドへの教育はかなり行き届いていると思ったのは、

トランプ氏が演説の中で日本について「世界で最も歴史が長い国」と言っていたのを聞いた時だ。

ああ、これは安倍さんの教育の成果だろうな、と思ったのだった。

トランプが2期目を勤めるなら安倍さんは自分も3期目をやる意欲は相当有った様だ。

安倍さんを失ってしまったのは本当に残念でならない。

どうしても奈良県警に文句を言いたくなってしまう。

そして、安倍氏暗殺事件の公判で、隠された真実が明らかになる事を願っている。

次期総理として望ましいのは、今のところ、

消去法でいけば高市早苗さんしか見当たらないが、

麻生さんの気が変わらない限り実現は難しそうだ。



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