汗で水溜りができる キツい運動の効果
Youtubeでジェーン・フォンダのエアロビクスの動画を見た。
ああ、いいなあ、と思って、早送りもせず、ずっと見ていられた。
ちょっと古く感じる部分も有るのだけれど、
また、アメリカ人特有のテキトウな動きでもあるのだけれど、
考えてみると、今現在自分がレッスンでやっているのと基本的には同じなのだ。
スタジオでやる、いわゆる「エアロビクスエクササイズ」
或いは「エアロビ」は1980年代にアメリカから日本に入って来て、
爆発的なブームになったのだった。
日本で最初にエアロビクスをやったのは、原宿に有ったスタジオNAFA というところだ。
山岡有美先生などがやっていた。
山岡先生と言えば、日本エアロビクスの母と言われていた人だ。
自分が90年代にエアロビクスの競技会に出まくっていた頃、審査委員長をしていたり、
テレビで解説をしたりしていた先生だ。
本当に尊敬できる素敵な人だった。
というか、大好きな先生だった。
(一度だけ、NAFAでレッスンを受けた事が有ったっけなぁ)
正確に何年だったか覚えていないが、
自分が本格的にエアロビクスを始めた時に良く受けていたのは、
中村静江先生のクラスだった。
中村先生は80年代にエアロビクスが日本に入って来た頃からやっていた
ベテランの先生だった。
30年以上経った今でも、中村先生のレッスンの様子をはっきりと覚えているし、
中村先生がやっていた動きを自分のレッスンでしていたりもする。
そんな訳で、ジェーン・フォンダのエアロビクスを見て、
「ああ、いいなあ」と思うのは当然なのかもしれない。
自分がやり始めた頃のエアロビクスは、ハイインパクトが当たり前、
なんならハイキックもやるし、キツいのが当たり前だった。
アスリート並みの体力を必要とする高強度な運動だった。
自分が立っている床に、汗で水溜りが出来るくらいのものだったのだ。
現在65歳の自分が今でも、くたばるまで走るエアロビクスのレッスンを出来ているのは、
ずっとキツいエアロをやっていたからだと強く感じている。
エアロビクスの効果は一般的には、健康維持、心肺能力の強化、循環器系機能の強化、
生活習慣病の予防などと言われている。
けれど、自分の実感として、体感として、一番強く感じるのは、
体力をつけて若さを保つ、という効果だ。
床に汗で水溜りが出来るほどの強い運動をしていたお陰だと、本当に強く感じる。
昔のエアロビクスインストラクターは、みんなびっくりするほど若く見えた。
そして、素晴らしい身体をしていた。
すごい体力を持っていた。
やっぱり50歳未満の若い人はキツい運動をしておくべきだと強く感じる。
ジェーン・フォンダ→山岡有美→中村静江と受け継がれたエアロビクスを、
全体の中の一部として残してゆきたいと思う。
全体の中の一部、というのは、まだ体力が有る人が身体を鍛える為にする、という意味で。
運動不足な人や年齢が高めの人が健康維持の為にするのであれば、
現在スポーツクラブで行われている様なものでも良いと思う。
スポーツクラブのエアロビクスが低強度化し、内容が省略され、時間が短縮されてしまった理由は二つ有る。
安全性と会員の高齢化だ。
安全性については、ハイインパクトエアロビクスをやる場合の指導がきちんと行われなかった事も原因の一つだ。
昔の先生たちは、口を酸っぱくして何度も「カカトまで着地」する様に言っていた。
それを怠ると怪我に繋がる。
年齢高めの人がやるぶんには、現在のエアロビクスでも構わないが、
もう少し強めに運動したいが、難しい動きは苦手、という「中級者」のクラスが全然無いのは問題だ。
そんな訳で、現在やっているエアロビクスでも構わないのだけれど、
でも、でも、まだ若い人はキツい運動をして体力を上げておきましょう。
50歳を過ぎてから、やってて良かった、と思うはずです。
1980年頃のジェーン・フォンダのクラス
Jane Fonda's Complete Workout: Aerobics And Body Toning With The Legend Herself | Tonic - YouTube
現在やっているカワイのハイインパクトエアロのクラス
エアロビクスとはどんなスポーツなの?歴史や効果を詳しく解説!
https://spojoba.com/articles/887
78歳になったジェーン・フォンダ、若々しい体型は日ごろの努力のたまもの!
https://www.glam.jp/post-0-14654/
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