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慶應高校の部訓を自分でも掲げてみる

慶應高校の部訓がとても心に響いた。よく「人徳のある」と言われるような人の性質が言語化されていて、ここから学びたいなと思いブログにも記載。
会社員としても常に意識していたい。印刷して部屋に掲げておきたいレベルだし、子供に慶應の野球部もおすすめしたいぐらい。

慶應義塾高等学校野球部 部訓

日本一になろう。日本一になりたいと思わないものはなれない

Enjoy Baseball(スポーツは明るいもの、楽しいもの)

礼儀正しくあれ。どんな人に対しても、どんな場にあっても、通用するのは人間性。一人一人の人間性が慶応義塾の評価を決める。挨拶は人との最初の勝負。

自分一人で生きていると思うな。自分一人で野球をやっていると思うな。周りの者に感謝の気持ちを持て。感謝の気持ちは「ありがとう」世の中にそれほど以心伝心はない。言葉は使ってはじめて活きる。

時間厳守。組織が成り立つ、人の信頼を勝ち取る最大の武器。

個と全。グランド出たら個人の技術、精神力を高めるための最大の努力をせよ。そして同時にチーム全体の流れ、ムードを考えてプレーせよ。1人1人がキャプテンだと思っているチームのみが勝つ。自分がやって50、人をやらせて50。

他人の悪口を言うものの周りにはいつも悪口ばかり言っている者が集まる。自分の不運を嘆く者の周りにはいつも同じ類が集まる。結果とは関係なく自分のやっている事にプライドを持て。君は誇り高き我慶應義塾の同志だ。

グランド、用具は大事に。最後に神様が微笑んでくれる。

闘争心を持て。ただし相手を口で罵倒するような事はやめよう。相手の好プレーには拍手を送ろう。

グランドでは上級生、下級生は対等。しかし下級生は上級生に敬意を払い、上級生は下級生に色々と教え、叱り、同時に模範となる練習態度、学業態度を示せ。

理論武装をせよ。君達は将来の指導者だ。子供たちに正しい事を教えるために、ルール、技術論、フォーメーション、勝負哲学、体の構造、医学知識、栄養学、運動力学を知れ。慶応義塾は「身・技・体・学・伝」

返事はただ。広いグランドでは大きな声と動作がコミュニケーション。

凡人は習慣で1日を送る。天才はその日1日が生涯である。毎日が本番。大会前だけ盛り上がって全国制覇ができるか。泥棒に練習試合はない。

今の自分を許すな。自分のプログラミングが出来ない人間が負ける。

文武両道。カッコイイ生き方をしたいな。

自分の評価は自分でしろ。人の目、人の評価を気にしてばかりいるとパイプが詰まる。

自分がどんなに頑張っててもダメという相手でも、絶対に負けるのを嫌え。勝ち負けの勝負にはとことんこだわれ。負けても淡々としている奴は勝てない。早すぎるんだよ切り替えが。30対0で負けていても逆転すれば世間はそれを奇跡というんだ。自分で自分の逃げ道を作るんじゃねえ。
(コツコツと真面目だけじゃ我慢できない。とことん勝負師)

男は危機に立って初めて真価が問われるものだ。チームもここぞで点をやらなきゃいいんだろ。最後は勝てばいいんだろ。

雨と風と延長とナイトゲーム、そして決勝戦には勝つ

エンドレス(いつまででもやってやろうじゃないか)

https://keio-high-baseball.com/philosophy-1/

ブロック単位でまとめてみたのがこちら。文言は一般化。

自分の評価は自分でしろ」という標語にハッとした。

自分の評価は自分でしろ。人の目、人の評価を気にしてばかりいるとパイプが詰まる。

なかなかできないところを突かれている。
裏返して考えるとしっくりくる言葉。

自分の評価を他人に全て委ねていると、不安定だよね。自分も(相手も)疲れちゃうよね。ということだと理解している。嫌われる勇気で指摘されていた「他人の評価を気にするな」よりもさらに一歩先を行っている概念のような気がする。自分が納得する基準を自分で掲げて、その目標に関して自分がどれだけコミットしているかを自分で考えてみて。という話。相手の評価を気にする前に、まず自分がまず納得するレベルまで到達しているかどうかが大事、ということかなと。社会人でも実践できている人がいるかどうか。実践していこう!


慶應義塾高等学校野球部
コーチ8つの心得

Efforts 努力
野球の奥の深さを知り、書物などから自分の指導内容の幅を常に広げよう。

Device 創意工夫
自分の現役当時の練習方法に固執せず、既成概念に囚われない新しい指導方法を創出しよう。

Zeal 熱意
選手の3倍の熱意を持とう。

Affection 愛情
全ての選手に対して平等に愛情を持ち、常に <YOU> ではなくて <WE> という言葉で語りかけよう。誉める時は誉め、叱る時は叱る。しっかり叱ることも愛情のひとつ。

Academic Influence 学業に対する影響力
選手の学業、学校生活にいつも配慮しよう。もちろん自分達の知的活動にも必ず時間を割こう。
半学半教は慶應のモットー。人を育てながら、自分達も成長しよう。

Ambition 大志
日本一になろう。
神宮の舞台に立つ選手をたくさん送ろう。
プロ選手を出そう。

Manners 礼儀
部員の模範となる品位のある行動をとろう。ユニフォームをしっかり着よう。

https://keio-high-baseball.com/philosophy-3/

こちらもブロック単位でまとめてみる。

コーチ側の標語は、バランスがとても良い
野球と学業についてちゃんと配慮している。コーチからしたら、野球だけに専念してもらった方が実績を上げられるので、野球にフルコミットして野球だけやっていれば良いというポリシーのところもあると思う。聞いてまわったわけではないけれども。だけど、ちゃんと学業の大切さもコーチ自身が理解しているというのが伝わってくる。勉強のために練習を休む部員を許容したりという風習がきっとあるのだろう。

野球に関しても科学と精神論の良いところを取り上げている。守るべきものは守るけれども、古いところは切り捨てていく斬新なスタイル。

自分の現役当時の練習方法に固執せず、既成概念に囚われない新しい指導方法を創出しよう

これできるコーチ、本当に素晴らしいと思う。自分の知識を常にアップデートしていないとなかなかできない。コーチ自身も学びを続けないと、最善のコーチングができない。野球の名門となると「自分たちが若い頃はこんなの当たり前だったぞ。お前らもこんなことにつべこべ言わずに練習せんかい!」スタンスの人が想像されるけれども、これでは通用しない時代になってきているということか。

そもそも、これは野球だけに通じる話でもなくて、子育てにも全く同じことが言える。自分が育った頃の常識を今の子育てに当てはめない。これができるだろうか。今のデジタルな時代に既成概念に囚われない子育ての方法を創出していきたい。


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