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コミュニティ運営に関する記事

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コミュニティや組織運営をしていて言語化できたトピックス、ひとの営みに関する問いと気づきを日々まとめています。気まぐれ更新なのでマガジンのフォローをしていただくのがオススメです。
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2023年11月の記事一覧

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』は本当か?

今回のタイトルは上司からおすわけ頂いた問いだ。『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』もともとぼくも知っている、ドイツのビスマルクさんの言葉だ。 ぼくは、30歳をすぎてはじめて歴史に興味を持った。きっかけは歴史小説家の伊東潤先生の作品を通してなんだけど、歴史から教訓を得て今を生きることの大切さを学んだ。好きな歴史上の人物は『今川氏真』だ。 ※え?誰?というひとは↓の本を読んで欲しい。 歴史は確かに、様々な気づきをあたえてくれる(ぼくの知る世界は小説と大河ドラマくらいだけど

ひとは『秘密のドア』の向こうに何を求めているのか

コロナが落ち着いてから、多くのひとの生活がまた変わろうとしている。仕事もオンラインからまたリアルへの動きが起こっていたりね。 ぼくもリモートワークが中心の生活から、また顧客訪問やセミナーに呼び出されることが多くなってきた。ランチや飲みに行く機会も徐々に増えてきそうだ。 ちょっと前まではオンラインが社会とつながる大事なツールだったのに、最近は日常を離れるための秘密のドアになっているのかもしれない。 コミュニティ内のコミュニケーションも変わってきた。おはよう、おやすみを言い

コミュニティマネジャーの個性が光る、コミューンさんのイベントに行ってきた

今日はコミューンさんのコミュニティ『SHIP』さんのイベントに参加させて頂きました。先週知り合った『ふがしさん』からお誘い頂いたのですが、ちょうど東京に来ているタイミングだったので超ラッキーでした。 まさかXで知り合って1週間後にスペースして語り、その1週間後にリアルでお会いするなんて。 スペースで話した内容はこちら↓ 参加したイベントはこちら↓ ぼくは、生まれて初めて不動前駅に行った。ほんで大きなビルの周りをぐるぐるしながら会場を探したんだけど、結局そのビルがコミュ

少人数で話す班活動が、コミュニティ全体を元気にしていく

今日はオンラインコミュニティ内の班活動があって、さっきまで2時間くらい話しこんでしまった。 ぼくたちは新しいメンバーが入会すると3ヶ月限定で班活動を行っていて、新メンバーや最近ごぶさたのメンバーが新しいつながりをつくるのに一役買っている。 コミュニティのような組織で、メンバーの輪に入るにはパワーが必要だ。(会社もそうか)仲の良いひとがいれば、そのひとが架け橋になってくれて輪に入れるんだけどね…ほとんどのひとはじぶんで入っていかなければならないよね。 まぁ、実際は入るひと

『前さばきのひと』は問いの交換をする

少し前に『前さばきのひと』『後さばきのひと』についてnoteを書いた。前さばきのひととは、未来のありたい姿に向かって先手で動くタイプをさす。対して後さばきのひとは課題発生ベースで動き、対応していくタイプ。 ぼくは何かと後さばきに陥りやすくバタバタしがちなので、前さばきの思考で行動したいと思っていたんです。 あれから1ヶ月たつので、ぼくは前さばきの行動ができているかどうか振りかえりを行ってみた。 まずは職場。 職場にいると、決められた仕事をいかに効率よくこなすか、課題を

コミュマネは引継ぎのタイミングで真価が問われるのだ。

先ほど、コミュニティのお仕事をしている『ふがしさん』とスペースでお話をしていたら「コミュマネの引継ぎって大変じゃないですか」という話題がかなり盛り上がりましてね。 ふわふわと雑談するはずが、スイッチが入ってガチってしまった。普段は、ずぼらおじさんなのに。しかしこの問いは面白かったので改めて考えを整理しておこうと思う。 企業のコミュニティ担当者の現実 ぼくは仕事、プライベート、ともにコミュニティに関わっている。コミュニティを動かすのはひとなので属人性が必要だ。人間関係はマ

コミュニティイベントの帰り道のメモ

今日はコミュニティにどっぷりつかった一日だった。 音楽を流して、ビールを開け、東京をぼんやり見下ろしながら色んな話をしたと思う。疲れたらうとうとして、気付いたら散歩に行ったメンバーがオシャレな牛丼を買ってきてくれて、みんなで並んで食べた。 最後に歌を歌った。 ひとつひとつの瞬間が、人と人との交わりによってドラマになる。ぼくらはいるだけでこんなに多くのドラマの主人公になり、わき役になり、影響し合う。 また来週、仲間に会いに行こう。 みんながそう思ってくれてることを期待し

運転免許センターが居心地悪すぎて、場づくりのヒントを得てしまった話

おつかれさまです。今日は完全に日記です。 いつもよりさらにゆるいです。 運転免許の更新に行ってきたんだけど、歩いてまよってたどり着いた免許センターがなんと前回に行ったところと同じ場所だったようでして。人間の記憶は本当に信用ならんなぁなんて。 この手の施設は建物に入ると、独特の緊張感がある。無機質な建物、ブース、古いフォントで印刷された案内表示、色使いも塩ビパイプグレーに紺色、イスは病院の待合室の緑色。担当のひとのテンプレ化された対応(これはそのひとが悪いわけではない)居心

自己紹介は組織への帰属意識を高めるはじめの一歩になる

今日はオシロさん主催のコミュニティマネージャー交流会に参加した。オシロさんは以前も紹介した、コミュニティマネージャーの業務支援サービスを展開している会社だ。イベントに参加すると、様々な業界のかたとお会いできるのでスケジュールが合うときにはなるべく参加するようにしている。 オシロさんについてはこんな記事も書いてました↓ テーマは新規メンバーがなじむステップをどう設計するか、というまさに旬な話題だ。ちょうど、ぼくが関わっているいくつかのコミュニティは夏~秋に新規メンバー募集を

伝えるチカラが1ランクアップする『KPTTの法則』

ぼくは研修講師やイベント登壇の機会が毎月5回、多いときは10回以上ある。テーマは営業、マネジメント、イノベーション、たまにコミュニティについても話す機会を頂いている。 研修を行うとぼく自身はコミュニケーションのプロとして講座をやることはないんだけど、対人コミュニケーションについて質問を受けることが増えてきていて、みんなお悩みの様子。 ぼくももっとお話し上手になりたいと思ってはいるんだけど、トレーニングを受けたときに教わったものをシェアすると喜んでもらえるので今日はひとつ紹

おもてなしを受けるときは相手の設定した文脈に注目するべし

コルクラボの定例会でサディこと佐渡島さんとTeaRoomの岩本さんとの対談を聴いた。岩本さんはお茶の世界のスペシャリストだ。お茶を嗜好品としてだけでなく、歴史や政治的な背景から理解・研究されている。 よってこの日はお茶のおいしい淹れかた、の話は2分くらいで(しかも対談前にさくっと教わった)普段聞けない世界にいきなり突入したのだった。 ぼくは対談の内容をnoteにしようと思ったけど、正直理解できた話は数パーセントでうまく言語化できる気がしなかった。そこでメモしておいた単語を

ブレストが盛り上がる!4つのおきて

今日は半日ブレストの日だった。新規事業から宴会のネタまでお題はさまざまだったけど、頭を使いまくって結構疲れた一日。 ぼくは、職場でもプライベートでも夫婦間でもブレストをする機会が多いんだけど、うまくアイディアを発散させるためのテクニックがあるので紹介したい。 ①他の人の発言を否定しない ブレストはアイディアの量を出しまくるのが大事。勢いよく発言をうながすためには相手の意見を否定しないように意識しよう。 ぼくはブレストがへたな組織にもよく出会う、アイディアがふくらまなくて

【日記】みんな年を取ったり変化したりしているらしい

職場のつながりで懇親会があったんだけど、めずらしくボスが2次会で帰ったのが衝撃的だった。 いつもは日が変わるまで飲んで、タクシーで帰る、みたいな宴会部長的なスタンスのかたで最後の1人がかえるまで見守る。平成の世ならばできたひとなのである。 どうやら少し遠く、海の見える町に引っ越しをしたらしい。 ぼくらは久しぶりの懇親会だったので、参加者の9割が2次会のお店に入ったんだけど、ボスが帰ってしまったのでなんとなく拍子抜けしたような雰囲気になり、終電どころかあっという間に解散し

コミュニティのテーマソング制作への道(前編)

ついさっき、コルクラボの歌が完成した。 コルクラボはぼくが所属しているオンラインコミュニティだ。 ぼくらは年に一度、文化祭的な大きなお祭りイベントをやっていて、メンバーが活動紹介をしたり、趣味のおすそわけをするんだけど、今年はみんなで最後に歌いたいと言い出したのが先月の話。プロジェクトが動き出したのだった。 コミュニティには色んな仲間がいる。文章をつくるのが好きなメンバーがいて、楽器のできるメンバーがいて、カラオケが好きなメンバーもいる。 これらをかけ算するとオリジナル