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伝えるチカラが1ランクアップする『KPTTの法則』

ぼくは研修講師やイベント登壇の機会が毎月5回、多いときは10回以上ある。テーマは営業、マネジメント、イノベーション、たまにコミュニティについても話す機会を頂いている。

研修を行うとぼく自身はコミュニケーションのプロとして講座をやることはないんだけど、対人コミュニケーションについて質問を受けることが増えてきていて、みんなお悩みの様子。

ぼくももっとお話し上手になりたいと思ってはいるんだけど、トレーニングを受けたときに教わったものをシェアすると喜んでもらえるので今日はひとつ紹介したい。

話が上手だと、伝えたいことがより強く伝わるというメリットがある。マネジメントなら組織に対して影響力を発揮したい場面があるだろう。そんなときに使えるのが『KPTTの法則』だ。

KPTTとは、『項目・ポイント・たとえ話・体験談』の頭文字をとったものだ。

お話し上手なひとはこれをうまく使って相手にものごとを伝えている。

例えば『マネジメントは型を学ぼう』という項目を扱うときを想定する。項目自体はそうだよねって思ってもらえるけど、表現がフワッとしていて実感がともなわないですよね。

そこで、マネジメントの型を扱っている本があるから読んでみよう、という話や、お茶や武道の世界に守破離という言葉があるという話をポイントや例え話としていれる。

最後に体験談。実は体験談が一番大事で、話者がじぶんの言葉で項目を伝えようと思ったときに一番個性が出る部分でもある。今回であれば、型を学ぶ前に無茶をして失敗した体験談などが入るといいだろう。

体験談が入ると、具体的にシーンがイメージできるので、ああそういうことねと理解につながるのである。

普段のおしゃべりでは必要ないかもしれないが、研修などを行うひとは伝わりにくい概念や抽象的な言葉を使うこともあるだろう。そんなときはこれを意識するだけでも、講師としてのチカラが1ランクアップすると思うのでぜひやってみてほしい。

それでは今日は以上ですー。

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