私はタコになる
久しぶりにカウンセラーの友達Fさんに会いました。
Fさんは、カウンセリングの仕事もしつつ、起業家さんたちの仕事の相談にものっているとても忙しい人。
なので、なかなか会えないのだけど、久しぶりにどうしても会いたくなって連絡したら、すんなり会えることに。
やったー!
私はFさんに、クライアントとしてカウンセリングを受けたこともあります。
なので彼女は、私のドロドロな思春期も、やりたいことも、一番辛かったこともぜーんぶ知っています。
noteの読者さんも知ってると思いますが。
私は一人っ子だけど、お姉さんがいたらこんな感じかな?と思うくらい。
だから気兼ねなくお話できる。
Fさんも気兼ねなくお話してくれる。
正直、この前の日記でも書いた通り、私は最近なんだかやる気がでない。
やる気がないことを認めて諦めてたけど…
やっぱりどこかで、やる気を出さなければ!と思っていたんだと思います。
アドバイス欲しさにFさんに会いに行ったのかも。
私はFさんに、聞いてみました。
「最近、やる気がない。でも新しい仕事もはじまるし、いいものを作りたい。どうしたらいい?」
Fさん
「頑張らないと、無理しないと、いいものが作れないって思ってるでしょ?」
え?お?思っ……てる。ちがうの?
Fさんは続ける。
「頑張りすぎると、想いが執着になって、うまく回らなくなる。もっともっと力を抜いて、楽しい気持ちで作った方がうまくいくよ」
スットン。
Fさんの言葉、力が抜けました。
でもその言葉は、私の中でフレッシュなものじゃない。
どちらかというと、本にもたくさん書いてきたし、人にも伝えてきた。自分にも言い続けてきたこと。
過去を振り返っても、今までドぶつかってきた、親との関係、夫婦の関係、全部、執着を手放すことでうまく回り出した。
「仲良くしなくちゃいけない」
「頑張らないといけない」
「向き合わないとならない」
「〜ねばならない」は、執着の言葉。
ワクワクが遠くに行っちゃう言葉。
うーん。わかってるんだけど。
「〜ねばならない」って思うクセ、なかなか治らない。
そもそもクセになるくらいのものなんだから、治すのは時間がかかるのが自然なことなのかもしれない。
小さいときからの性格とか環境も関係あるだろうし。
でも、こうやって「は!またクセが出てる!」って気づいて、直して、また忘れて、気づいて…
って、そんな感じで繰り返すことで、クセって直っていくのかも。
Fさんと話した帰り道、大きく深呼吸して、空を眺めながら帰ると、
「〜ねばならない」がちょっとだけ溶けていく感じがしました。
次、Fさんに会うときは、タコみたいに力抜けてたらいいなー。
カワグチマサミ(ほぼここにいます)
フリーランスで「いい感じ」で働くための本を書いたり発信をしています。
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