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モーニングセットのパンだけ頂戴ッ!【食べログに遺された生の記録・マガジン】

2010年06月06日(日曜日)訪問

PALTROW cafe(パルトロウ カフェ)近くのジョナサン。

朝からS社長と相方(自称元お嬢様)と一緒に茶処通りなどランドスケープポイント巡りをして途中休憩で入店したのです。
モーニングタイムが丁度終わったころに滑り込んだのですが、相方が無理を云ってモーニングセットを注文しました。
店員さんが、「モーニングはもう終わってしまったのですが……」と恐縮しながらしばしの沈黙。

店員さんは大人の対応で、お客の良識ある大人としての対応を待っていたのですが、さにあらず!
相方はどうしてもモーニングのパンが食べたかったらしく、
「じゃあぁ、パンだけでもいいから頂戴~」と幼児のような切り返しをしてくれました。
一緒にいるこっちがこっぱずかしかった。

店員さんは、困った客だナという雰囲気を押し殺しながらも、さすが大人(たいじん)の風格で注文を受けました。
そんなこんなで、相方はどうしてもパンが喰いたかったらしく、パンの種類まで指示したのです。
ところが、出てきたのは、オーダーしたものとまるっきり違ったものでした。

厚顔な相方は「違うんだけどぉ~」と抗議をして本来のオーダーのものを持ってこさせました。
パンひとつでこんな大騒ぎをするのは、この国が平和だからかもしれません。
あたしはそんな相方の天然っぷりをみながら、迷いに迷ったあげく
『本ずわい蟹のスパゲティアメリカンソース』を注文しました。

お味のほうは……
残念、でした。

困った客でもとりあえず応対するというお店の方針なのかもしれませんが、あたしが店員なら方針はどうであれ、ズバリと「モーニングは終わりでございます」と締めくくります。

「パンだけでもいいから頂戴ナ」という無礼で物分りのよくない客には毅然とした態度でビシッ!とわからせてあげなければならないのではないでしょうか。

今回の接客事例は、立派なケーススタディになります。
わがままな客(我が相方)のゴリ押しを押し返せず、(しぶしぶながらも)受注したのだから、間違ったものを出したのはお店側のケアレスミスです。
なぜ、このようなミスが発生したのかといえば、受注した店員さんが困った客に対応してモチベーションが一気に低下してしまったからなのです。
またモーニングセットを持ってきたのが、受注した店員さんとは別の方でしたから、内部での指示が上手く行っていなかったのが原因なのは明らかです。

おそらく受注した店員さんは、嫌気がさしてしまったのでしょう。ヤル気がなくなったのだと思います。厄介な客に対応してしまった店員さんには気の毒なことをしたと思います。

しかしながら接客のプロとして、厄介な客を通じて学習することスキルアップすることも多々ありますので頑張ってほしいと思いました。
これからのお店の発展に期待を込めて!

ジョナサン@狭山中央店(❌️閉店)



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