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【大根島】日本一低い火山の島

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2度目の直感移住は、おもろいひとが集まる大根島。美しい花や、野菜と漁業の豊かな場所です。 はじめてづくしの暮らしを俳句詠みながらゆるく書いてます。
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菊理媛と柿本人麻呂

菊理媛と柿本人麻呂

荒川裕二さんの『スサノオと行く生と死の女神、菊理媛を巡る旅』を読みました。出雲移住(大根島)のきっかけとなった、縁ある友だちから借りて、一気読み。そこには、わたしの島根移住にまつわるキーワードがいっぱい。それがすべて、つながっていたのです。

3年前に島根移住を決めたのは、素戔嗚が祀られている埼玉県の川越氷川神社境内に、柿本人麻呂の祀られている「柿本神社」もあり、俳句を詠む言葉の神さまということで

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紀行というより巡礼旅の途中

紀行というより巡礼旅の途中

私の人生そのものが「巡礼旅」だった。そう気づいたのは、小泉八雲の『日本の面影』を読んでからでした。

神社が好きで、巡るようになったのは6年前に脳梗塞になってから。古事記などの日本神話で八百万の神さまの存在を知り、神楽を見たりするのが好きでしたが、それだけが巡礼に値するのかというと、もっと広い意味なのだな、と感じることがありました。

2020年、緊急事態宣言が出たタイミングで、東京生まれだった私

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大根島樹齢80年の桜

大根島樹齢80年の桜

大根島の桜の見どころは、八束学園の樹齢80年以上になるソメイヨシノです。

昭和7年に小学校に植樹されて残る十三本の桜は樹齢80年以上。

幹を見れば、筋肉隆々で、『まだまだ咲けまっせ❣️』と言わんばかりのエネルギーを感じます。

今日はみんなでお花見。八束学園から近くの大塚山公園の桜の下で集いました。

ここからは中海の景色と桜を楽しめます。

似た笑顔
引き寄せられて
花の宴

帰りに寄ったの

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蜛蝫(たこ)神社

蜛蝫(たこ)神社

氏神さまへお参り。実は大根島(だいこんしま)の名前はたこから来ています。

出雲風土記には、出雲にいた「たこ」を大鷲が捕らえて飛んできて止まったのが、この島だったと書いてあります。そこから「蜛蝫(たこ)島」が「たくしま」と呼ばれて、「たいこしま」、いまの大根島となったそうです。

御祭神は須佐之男命。南国を感じさせるおおきなソテツがインパクトあります。

本殿は火災で消失してしまったそうですが、雰

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りんごんさん

りんごんさん

大根島の集落のなかには、龍神を祀る祠が所々にあります。

『りんごんさん』と呼ばれています。

周囲を水に囲まれている大根島では、海水と淡水が分離され、湧水(みず)が集落ごとに管理されています。

大根島の地表から地下にしみこんだ地下水は中海の塩分を含んだ汽水とは混ざりにくく、島の内部に押し込められた形で分布する。このようなレンズ状に分布する淡水の貯水体を淡水レンズとよんでいる。
島根半島・宍道湖

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大根って名前の島へ

大根って名前の島へ

大根島へようやく引っ越しました。

ようやく、というのは、ブロガーのさとうみつろうさんがはじめた『セカイムラ』にピンときて参加したことで、島根メンバーが島根の東側に多かったのです。

島根は東西200km以上の長さがあって、わたしが住んでた益田市からは各駅で4時間。

はじめは大根島に引っ越すことは考えてなくて、通えばいいかなと言う感覚でした。

引っ越そうと思ったのは、簡単に言うと

『おもろい

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