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【初出版『最強の法則』100plus】 vol.117:SNS運用やレビューも戦略的に

前回、宣伝部のお仕事を紹介したとき、
大切なことを忘れていました。

新聞や電車内広告などのマス媒体での宣伝も重要ですが、
いまやSNSや口コミでの認知と拡散を、
戦略的にやっていくことが必要
です。
実際、宣伝担当の仕事でも大きな比重を占めています。

出版社の宣伝部も出版社の公式アカウントとは別に、
単体でSNSを運用しているケースが多くなっています。

編集者も個人でアカウントを持っていたり、
最低でも編集部のアカウントを共同で使用しているでしょう。
著者の方も当然、運用しているはずです。

著者、編集者、出版社、宣伝部、そして書店さん…
これらのアカウントを連動して運用していけば、
かなりの拡散ができます。

宣伝部はその“司令塔”としての役割を果たすべきでしょう。
特に、発売前、重版時、書評やメディアで取り上げられた場合は絶好のチャンスになります。

そして、ばかにできないのが、Amazonや書評サイトでのレビューです。
どのようなレビューを誰に書いてもらうかも、
宣伝部や担当編集者が考えていく必要がある時代です。

私の知人にもレビューを参考にして本の購入を決める、という人が何人もいます。
レビューは意図的に書かれることもあります。
しかし、それは内情を知っている人が知っているだけで、
一般的には読者が素直に感想を書いているというイメージがあります。
レビューの影響力はかなり大きいのです。

かと言って、気にしすぎもどうかと思います。
マイナス評価のレビューも、
著者のあなたや著作に対して関心がある証拠です。
レビューを書くだけの時間と労力を使っているのです。
一つの意見として受け止めましょう。

今後は著者のあなたも、宣伝担当の方とじっくりと打ち合わせして、
メディアやSNSをどう活用していくか、明確にしていくことが必要です。
いくらいい作品を書いても、知られなければ、存在していないのと一緒ですから。

次回は、図書館の活用の仕方を考えていきます。
ではでは!

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