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【初出版『最強の法則』100】 vol.72:効果的な広告は読者層を絞りきる


(最後に70回突破記念のプレゼントがあります)

前回に続き、有料の宣伝広告の運用実態2回目です。
「売れている作品だけを宣伝する」「コスパが見えにくい」
――前回は、厳しい実態をお話しました。

とはいえ、効果的な宣伝ができるケースがあることも事実です。
それは、書籍の企画と同様に、ターゲットを絞り切った宣伝をしているときです。

よくあるのは、地方紙やブロック紙に宣伝広告を掲載し、
その地方の主要書店さんに大量に展開する
という方法です。
地方紙を見る→書店さんに買いに行くという、いい循環が期待できます。

宣伝広告と書店展開のセットでないと効果は見込めません。
逆に、この手で仕掛けてヒットに結び付いた例はよく聞きます。
地元出身の著者の方なら、書店訪問も合わせて実施すると効果的かもしれません。

SNS広告はターゲットが明確になっているので、効果的なことがあります。
分析ツールがあるので、対費用効果がすぐわかります。
Instagram広告は、若年層に訴求力が高いと言っていた編集者がいました。
確かに、書店さんに行かない層には効果的かもしれません。

SNS広告は専門家がいますし、出版社によってはノウハウが蓄積しているケースもあるので、まずは編集者や出版社の宣伝担当に聞いたほうがいいと思います。

Amazon内でできる「スポンサープロダクト」という宣伝方法は、
1日にかけられる費用を小刻みに決められるので、よく使われています。
予算を1日1000円にするなら、月に約3万円。
アカウントを持つ出版社しかできませんが、やってみる価値はあります。

資金力があるなら、
著名な雑誌のパブリシティ枠や、テレビの番組枠を買いとるという方法もあります。
雑誌は基本的に数十万円からの予算で、
数ページのパブリシティ記事を取材・執筆してくれます。

ある地方テレビ局は、30分枠を数百万円で販売しています。
番組内容は自由で、著者が録った素材を編集してくれるそうです。
対費用効果としては、著作だけで元をとれるとは思えませんが、
事業投資の一環として考えている方が多いようです。

今後は、メタバース発のヒット書籍が生まれるかもしれません。
いずれにしても「これをやれば必ず売れる」という宣伝方法はありません。
どの出版社も経験則を分析しながら、毎回模索しているはずです。

次回はSNS発信、宣伝を含めて総合的に書籍を広めていく過程を見ていきます。
ではでは!

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