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【初出版『最強の法則』100】 vol.76:読者には「GIVE& GIVE&GIVE」

今回は、いかに出版を自分のビジネスにつなげていくかを考えていきます。
この連載の3,4回目で「出版の目的」を決めることの大切さをお話しました。
「本が好きだから、1冊は出したい」
「自分のコンテンツをまとめたい」
「自分のノウハウや経験で世の中に貢献したい」
もちろん、様々な目的があっていいのです。

中でも、出版を自分のビジネスや仕事に結び付けたいという方は多いと思います。
「同じ業界の中で飛びぬけた存在になりたい」
「本を出せば、箔がついてブランディングできますよね?」
「本を出している社長の会社なら、いい人材が来るんじゃないかと思って」
「読者がお客さんになって、売上げが上がったら嬉しいですね」
「新しいビジネスを始めるきっかけになれたら」

特に、経営者や独立してビジネスをやっている方は、
切実な思いを持っていらっしゃるでしょうね。

確かに、
著者であるあなた自身、そしてあなたのビジネスに対して、
読者は本を読んで、関心を持ってくれているかもしれません。
時間と労力をかけて出版するからには、
そうなるような内容を書いてなければ意味がありません。

その読者をいかに自分の“応援団”にしていくか。
“ファン”と言ってもいいです。
そのためには、あくまで読者の悩みや不安、問題を解消するために
その本があるということを忘れないでください。

ご自分の目的があるのは当然ですが、読者には全く関係ない話です。
あくまで、読者にギブしてギブしてギブして、
その後にリターンがある(かも?)と考えてほしいのです。

いきなり、「この商品買ってね」「有料セミナーに出てね」では、読者は冷めててしまいます。
「なーんだ、結局儲けるのが目的なのね」と思われたら、二度と読んではくれないでしょう。
読者に自分のビジネスを理解して共感してもらう仕組みは必要ですが、
それを直接的に表現してはダメです。

その点を踏まえたうえで、次回はビジネスに結び付ける仕組みづくりを考えていきます。
ではでは!

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。