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【初出版『最強の法則』100】 vol.61:SNSでは「プロセス」こそ見せる

宣伝プロモーションの項、3回目です。
今回は宣伝におけるSNSやブログなどの使い方を見ていきましょう。
SNSやブログ自体の効果的な運用法やいかにバズらせるかなどの手法は、
専門家や専門書籍に譲ります。
ここでは、SNSなどをめぐる状況や発信する際の方向性を中心に見ていきます。

書籍の宣伝に著者や出版社、編集者がSNSやブログ、動画サイトなどあらゆる発信手段を使うこと自体は、もはや日常風景になりました。
そもそもSNSのフォロワー数に基準を設け、企画を通すかどうかの“足切り”をする出版社や編集者が存在するぐらいです。

数だけではなく、リツイートやコメントの数や内容までチェックされ、フォロワーとの親密度というか、ファンの度合いまで見られる時代です。
数が多くても売上げには直結しない。
書籍を買うのはフォロワーの数%だけというのがわかってきたからです。

つまり、ただ単に著者や担当編集者が書籍の紹介をパラパラとSNSで発信しても、認知の拡大や売上にはすぐにはつながらない状況です。
「発信しないよりはマシ」というぐらいです。

SNSがそんなに得意ではない方も多いはずです。
「自分はSNSが得意ではない」と認識すること自体はいいことです。
そこから始められるからです。

では、何が必要か。大きく言って4つあります。
①自分の得意なSNSを強化する
②プロセスを見せる
③その過程で応援団をつくる
④編集者や出版社と緊密に連携する

一つずつ見ていきましょう。

①自分の書籍に合った、自分の得意なSNSを強化する
当然ながら、自分が得意なSNSやメディアを使うほうが宣伝にはより効果的です。
得意というのはフォロワー数が多いという以外に、フォロワーの反応がいいとか、あなたのビジネスにつながっているなどの意味があります。
あなたのファンやお客さんもそのSNSを見ている可能性が高いですよね? 

②プロセスを見せる
出版社サイドの承認が必要なことになりますが、
出版が決まったら、発売に至るまでのプロセスを逐一発信していくことです。
最近ではタイトルやカバーのABテストなどをたまに見かけるようになりましたが、まだまだ珍しいです。
「出版が決まりました」「打ち合わせでこんな素敵な話が!」「執筆でここに苦戦中」などなど、過程をみせることで次の応援団づくりにつなげます。

ちょっと長くなったので、以下、明日に続きます。
ではでは!

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