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【初出版『最強の法則』100plus】vol.124: 読者ターゲットは本当にそこ?

●前々回から私が出版するという前提で、企画変更への思考過程を公開しています。

前回は、「企画づくりに必要な5D」のうち、「①誰が?(著者)」を深堀りしました。

●企画を作る際に考えるべき「5D」
①誰が?(著者)
②誰のために?(読者)
③どんなことを?(読者の悩み・不安・問題・欲望など)
④どんな方法で?(解決する手段、方法、提案)
⑤独自性は?(その方法や考えのオリジナリティ、個性)

前回までに出てきた、私の編集者としての特徴は下記の2つです。

・分野を問わない

・紙、電子など手段を問わない

●では、次の段階です。

「②誰のために?」=「読者ターゲット」は誰なのか?
企画が“初心者が出版するためのノウハウ本”であることを前提に
ターゲットに関しては以前、こう申し上げました。

初めて出版する方、出版をやり直したい方、
あるいは出版や出版業界に何らかの興味を持っている方。

●どうでしょう?
確かにこの通りなんですが、あいまいではありませんか?

性別は?

年齢層は?

どこに住んでいる?

なんの仕事をしている人なの?

年収は?

その人はなぜ出版したいの?

私が担当編集者なら、かなり突っ込みますね。

「細かくペルソナを決めてくれ」というかもしれません。

●そうなんです。

自分でやってみてわかるのですが、

読者ターゲットを絞るのは案外難しいのです。

どうしても広げたがるんですよね。

とはいえ、曖昧なままでは進みませんので、

奥の手を出します。

実際に私に相談にきた方をペルソナにしてみましょう。

46歳男性。都内在住。知的財産を扱う会社を経営しており、専門分野ではYouTubeやSNSではある程度の実績はあるが、ブランディングのために一般向けの著作を出版してみたい。

●だいぶ絞られてきたのですが、何かが足りない。

そんな印象がぬぐえません。

何だろう…。

実際は、男性よりも女性の方の相談のほうが多いのでは?

単に理想の読者像を作っているのでは?

そんな声が聴こえてきます。

●少し先に進んで、さらに戻って考えることにします。

この記事を読んだあなたが、たくさんの素晴らしい本にめぐり逢えますますように!


書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。