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【初出版『最強の法則』100】 vol.77:読者に無料でコンテンツを提供する

読者には徹底的に「GIVE& GIVE&GIVE」する――。
前回は、出版を自分のビジネスに繋げるための基本的な姿勢をお伝えしました。

ビジネスに繋げるとはどういうことなのか。
おそらく、多くの方は、自分の商品・サービスを購入してもらうことを想像するでしょう。
あるいは、自分の運営するコミュニティに入会してもらうことかもしれません。
自分のファンや応援団になってくれればいい。そう考えている方もいますよね。

いわゆる「集客」です。
これに関しては、多くの専門家がいらっしゃいますし、
著者のあなたも、すでに書籍以外の世界でうまく運用しているかもしれません。
ですので、いままで書籍で行われてきた典型的な例をご紹介します。
これには、3つのポイントがあります。

第一に、読者に何をしてほしいのか決めます。
商品やサービスを購入してほしいのか。
コミュニティに入ってほしいのか。
商品にしても、いま売れ線の商品なのか、新商品なのか。
もちろん、直接「買ってください」「入会してください」と言っても、
読者はそうそう簡単には行動してくれません。
そのためには、読者の方に「GIVE& GIVE&GIVE」して、導いていく手順が必要です。

ですので、第二に、「読者との接点」をつくる必要があります。
「読者との接点」をつくる導入部になるのが、いわゆる「読者特典」です。
ビジネス書や自己啓発書、実用書の多くには、書籍の最後のほうにQRコードが印刷されていますよね。
そして、ページには「読者の方限定の素敵なプレセント!」などの惹句が躍っています。
これが無料特典の入り口です。

無料特典には様々な種類があります。
実際に提供されているコンテンツを見てみると、

・書籍に出てくる資料やワークシートをまとめたPDF
・オリジナル動画
・オリジナル音声
・セミナー、講演会へのご招待
・セミナー費用の大幅割引
・著者とのグループセッション
・著者との個人セッション

などなど、多種多様になってきています。
なかには、「本書に収録しきれなかったボツ原稿」などもあります。
個人的はこれが好きです(笑)。

最近の流れは、動画や音声が増えています。
しかも本数が3本とか1時間以上の尺があったり、
PDF、動画、セミナーの3本立てだったり。
よくSNSでは「有料級」という言葉が使われますが、ほとんどが無料。
まさに大盤振る舞いといった様相です。

この特典を送るためには読者の情報を登録してもらう必要があります。
これが、3つめのポイントです。
その際によく使われるのが、下記のシステムです。

①メルマガへの登録
②LINE公式アカウントへの登録

メルマガ登録の場合は、Googleなどの無料登録フォームを使ってやるケースが多いですね。
QRコードになっているのは、たいていの場合、この登録フォームかLINEアカウントです。
念のためにURLが書いてある場合もありますが、QRコードを読み込んでいる方がほとんどでしょう。
私もURLしかない場合は、まず登録しません。

読者の情報をどこまで入力してもらうかは、ケースバイケースです。
氏名、メアドは必須でしょうが、性別・電話番号・居住地などは必要ない傾向になってきています。
読者によってなじんでいるツールが違うので、①②とも用意しているケースもあります。

次回は、無料特典からの流れでどう読者を導いていくのか、具体例を見ていきます。
ではでは!


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