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【初出版『最強の法則』100】 vol.73:SNS×応援団×宣伝=売れる

ここまで、宣伝プロモーションの大まかな流れを見てきました。
SNSでの発信、応援団的存在、宣伝…どれが欠けても書籍を売ることは難しい。
それはご理解いただけたかと思います。

ここで振り返っておきますが、基本となる方針は連載vol.61でお話した下記の4つです。
①自分の得意なSNSを強化する
②プロセスを見せる
③その過程で応援団をつくる
④編集者や出版社と緊密に連携する

では、実際の宣伝プロモーションの流れはどのようになるのか、
企画決定から発売後まで、「理想のスケジュール」を見ていきましょう。
あえて、出版社側、著者側がやることを分けずに書いてあります。

<企画決定~発売>
・出版が決定したことをSNSで発信
・応援グループ結成を呼び掛け
・プロセスを見せていく。取材中~執筆中~タイトル、カバー決定~校了~発売日決定
・タイトル、カバーデザインのABテスト→決定したら告知(発売2か月前~1か月前)
・出版社が注文書作成、受注、展開書店決定(発売2か月前~1か月前)
・クラウドファンディングの実施(発売2か月前~1か月前)
・Amazonキャンペーンの告知→実施(発売2週間~1週間前)
・書店さんでの予約の呼びかけ
・献本先のセレクト→できれば発売前に献本
・メディア宣伝の可否と時期を決定
・SNSライブの設定、出演
・サイン会、トークショー、出版記念セミナーなどの決定と告知
・メディア出演

<発売後>
・Amazon、書店さんでの購入、店頭での展開チェックを応援団に呼びかけ
・Amazonなどへのレビュー投稿、SNS拡散呼びかけ
・各種SNSライブ出演、SNSで発信
・メディア出演、取材対応
・サイン会、トークショー、セミナー、講演会など実施
・新聞広告などメディアでの宣伝
・クラファン、Amazonキャンペーンなどの特典、リターンを送付

見てお分かりの通り、実は発売後よりも発売前のほうが考えたり、準備することが多いのです。発売直後は、発売前に考えたことを実施するだけで精一杯になってしまいます。
効果的に宣伝プロモーションを実施するためには、
発売前に編集者をはじめとして、販売担当者、宣伝担当者といかにチームをつくり、戦略・戦術を立てるか。

それが勝負を分けます。

初出版の場合は、出版社もそこまで体制づくりを考えてくれないかもしれません。
しかし、少なくとも担当編集者とは緊密に連携して、宣伝プロモーションをやっていきましょう。

次回は、最近とみに注目されるクラウドファンディングに関してお伝えします。
ではでは!

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