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【初出版『最強の法則』100plus】vol.144:激戦区・音声メディアの可能性は◎


ちょっと間があいてしまいました。
FacebookライブやClubhouse(クラブハウス)の出演が相次いでいました。

自分のセッティングもあったので自業自得ですが、
「ライブは楽しい!」というのが、正直な感想です。
動画、そして、音声メディアの可能性を感じた時間でした。


「1億総出版時代」を生き残る。
そのための宣伝プロモーション戦略、戦術をどうするのか。
ここ数回、一つ一つのメディア・SNSの特性を見ており、
前回は文字メインのネットメディアでした。
今回は音声メディアを取り上げます。


2021年はじめのClubhouse(クラブハウス、以下クラハ)ブームを皮切りに、音声SNSへの関心が高まり、音声コンテンツの注目度が上昇しています。
最近では、TwitterのSpace機能実装などの記憶も新しいですよね。
音声メディア、音声型SNSのユーザーの動向に関しては、下記のサイトが詳しいので参考にしてください。

結論だけ抜き出しますと、下記です。
「音声コンテンツアプリについて、ユーザー数ではラジオアプリの『radiko』が最も多いことが示されました。ポッドキャストやオーディオブック、音声SNSがユーザー数で続くかたちとなっています。また、この2年間を通してAudible、Voicy、stand.fmの3つのアプリが大きくユーザー数を伸ばしています


実際、Voicy は著者で言えば、本田健さん、西野亮廣(キングコング)さん、堀江貴文さん、ちきりんさんなどベストセラー著者も数多く配信しており、人気を集めています。
SNSとの連動も可能でリンクも貼れますし、有料配信で収益化も可能。
ただし、配信するためにはVoicyの審査を通る必要があります。

一方、stand.fm(スタンドエフエム)は誰でも、どこでもすぐに収録・ライブ配信ができる音声配信アプリで、ライブ・収録両方とも可能。
リスナーとのチャット機能があり、気軽に相互コミュニケ―ションができるのが魅力でしょう。


radikoとVoicy、stand.fmがどれほど、紙の本の売上げに貢献しているか。
推測するしかありませんが、クラハの書籍売上げへの貢献ぶりは肌で感じています。

クラハは上記の3つと違って、放送というよりSNS機能に特化しています。
元々著者や著者候補、出版を志す方、学びに熱心な方、本好きの方の比率が高いです。
そのためか、ベストセラー作家や人気著者がスピーカーとして出演する人気ルーム(番組のようなもの)は、100人単位のリスナーが集まります


スピーカー席に上がれば、著者ともお話できますし、
文字でのチャット機能も充実しています。
著者とリスナーの間に、濃い関係ができやすいのです。

著者同士も、クラハつながりで交流しているケースが多く見受けられます。
そういう私も、編集者として、クラハで数多くの著者や著者候補の方と知り合いました。


クラハでは、書籍のAmazonリンクやセミナーの申し込みフォームを
ルーム上部やチャットに貼ることができます。
そうすると、どうなるか。
Amazonランキングが上昇するのです。

リスナーは気になった著者の本を、聞いているその場でポチッと購入します。
なかには、わざわざ書店さんに行ってまとめ買いしたり、
SNSで購入行動、感想を発信する熱心な方までいます。


ブームになった昨年に比べればユーザーが減ったという分析は出ていますが、密度は上がっていることをヒシヒシと感じています。
うまく使っていけば、著者仲間や編集者との深い交流ができ、
あなたのファン=応援団的存在をつくれる可能性はまだまだ大きい
と思います。


次回は、TwitterをはじめとしたSNSを取り上げます。

この記事を読んだあなたが、
たくさんの素晴らしい本にめぐり逢えますように。
そして、出版するチャンスを掴めることを心から願っています!

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。