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本棚は自分を映す鏡

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

久々に実家に帰ろうものなら、読み終えた本を持って帰り、まずは本棚の整理から始まる。基本的に読み終えた本は全て取っておく派。読み返す本は少なくとも、並んでいることに幸せを感じるタイプ。

本棚はその人の生き方を映す鏡だと、何かの本で読んだ記憶があります。

誰一人として同じ本棚を持つものはおりません。それは、「私」であっても同じではありません。

森見登美彦さんの「四畳半神話体系」角川文庫 (2005) より、平行世界の四畳半の部屋を旅する物語の中で、主人公の私は部屋の様子が少しずつ変わることに気づく。かつて買いそびれた本が置いてあり、一方で買ったはずの本が置いてない部屋がある。

ほんの些細な決断の違いで運命は変わる。今目の前にある本棚は、この世界で「私」だけの本棚なのだ。

この人に出会ったから、読んでみた本がある。この日に本屋に寄ったから、手に取った本がある。古本市でたまたま見かけた本がある。だとしたら、捨てるのは惜しくないだろうか。それではまた次回!

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