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読書のために遠出したい

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

しばらく連休の週末が続いたせいか、久々の週5日勤務が長く感じる今日この頃。

8月に京都へ一人旅したばかりだが、またどこか遠くへ行きたい気分である。

できれば温泉地が良い。去年訪れた箱根湯本も良いが、鬼怒川とか草津あたりも行ってみたいものである。

それで、旅館で読書三昧。いや、読書三昧できるほど集中力が持たないけれどもね。

それはさておき、旅行に行けないにしても、移動中は絶好の読書時間。何だかんだ、電車や新幹線は読書しやすい環境である。

先月のプレジデント(2024年8/30号)にも、社会学者 古市憲寿さんと書評家 三宅香帆さんの対談にて、古市さんが提唱する「どんどん本を読む」コツがまとめられていた。

電車や新幹線で長時間移動し、本しか読めない環境をつくる。

同雑誌 19頁より引用

何だかんだ言って、旅行でも移動中が一番読書に時間を充てやすい。

去年の箱根湯本への一人旅において、一番本を読んでいたのは往復の電車でたる。なお、二番目はゲストハウスのロビーだ。

先々月の京都旅行でも、京都駅から天橋立まで片道4時間程の移動時間は、ほとんど本を読んでいた。あるいはうとうと寝るか。

温泉地など旅館で時間を過ごすことを目的とした旅ならまだしも、案外、宿泊先に戻ると「風呂入って寝たい」と思うほどクタクタになっているものである。

それに、山奥などに行くと携帯の電波も入りにくい故に、スマホを見るという選択肢もなくなる。

前出の雑誌において、三宅さんのコメントでも、「どんどん本を読むコツ」として、以下のようにまとめられている。

読書しているあいだは、メールやチャットを無視する勇気を持つ。

同雑誌 18頁より引用

私の知り合いの中には、いつでも仕事の連絡が取れるように、スマホを肩に掛けるなど、肌身離さずの状態にしている人もいる。

一方で私は、移動中にスマホは常に鞄に入れたままにしている。

そもそもSNSをそんなに見ないし、最近はスマホが古すぎて、色々なアプリから閉め出しをくらっている。

もっとも、私の場合はそれで問題ないからという前提がある。早めに電話を取ることに価値がある人には、難しいだろう。

先日も友人とディズニーシーに訪れたときも、有給休暇中でも、何度か仕事関連のメールを送らねばならないと語っていた。

大変だなと思う。とても三宅さんが語る「半身で仕事にあたる」のは難しそうだなと。

なお、古市さんが語る「どんどん本を読む」コツとして、もうひとつ分かるな~と思ったものがある。

本とゆかりのある場所に足を運び、読書するための目的を持つ。

同雑誌 19頁より引用

毎年訪れている京都旅行。あれは森見登美彦さんと万城目学さんの作品の影響が色濃い。

偽電気ブランに酔いしれ、黒髪の乙女を探しに古本祭りへ赴く。「八月の御所グラウンド」に影響され、御所Gまで足を伸ばし、セカンドハウスでケーキを食べる。

さらに今年は宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」の影響で、滋賀県はミシガン号にも乗船している。

もっと文豪ゆかりの地の方がカッコ良いかもしれないが、これも阿呆の血のしからむるところなり。

もっとも、読書をし続けることで、思いもよらぬ場所へたどり着くかもしれない。

それもまた、読書の楽しみの一つですよね。それではまた次回!

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