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部屋と電子と、蔵書の話

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

読書家にとって悩みの種の一つは、蔵書をどうするかであろう。
只でさえ実家の本棚も満杯になってきているにも関わらず、一人暮らしの部屋においても蔵書が床の侵略を拡大している。

蔵書の仕方も人それぞれであろう。
私設図書館を作るレベルで蔵書をする人。私みたいに定期的には選別を行う人。はなから本棚に収まる分しか残さない人。本当に残すべき本しか置かない人。

一方で、電子書籍を駆使して部屋には本を置かない人もいる。小説は紙だが漫画は電子、実用書や辞書代わりの本はデータ化などと使い分けする人もいる。人によっては「モノに支配されたくない」という理由で、紙の本を買わない人もいる(そういう人に限って充電がないと困るモノばかり持っているが)。

私はどうも電子書籍に対して苦手意識があり、未だにKindleすら触ったことがない。
楽なのはわかるが、そもそも蔵書が好きであり、紙をめくることが好き、本に線を引いたりメモを取るのも好き、古本ならあのなんとも言えぬ古紙の匂いを嗅ぐのも好きだ。

部屋に本がある方が、個人的には落ち着く。デスクやベッドしかないような部屋は、人間味がなく感じないだろうか。そもそも他人の本棚見るの楽しいと思うのだが、皆さんはどう考えるだろうか?

A room without books is like a body without a soul.

上記は、マルクス・トゥッリウス・キケロ(紀元前106年/政治家)が残した名言で「本のない部屋は、魂の抜かれた身体である」の意味である。
 
本棚は自分を映し出す鏡、一冊一冊が自分を構成している。私は蔵書が多いことを、モノに支配されているとは私は思えない。むしろ、充たしてくれるものではあるまいか。

ちなみに、冒頭の写真は、神保町は三省堂書店(現在は移転)で購入したBOOKSELLERS CLOTHING issueさんのTシャツデザインである。興味ある方は、是非見て貰いたい。それではまた次回!

https://booksc-issue.com/


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