積読は無駄な出費か?
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
先日見かけたネットニュースの中に、積読に関する興味深い記事を発見。
買った本を読まずに積読状態にしていると、年間約1万円以上の無駄が生まれる可能性を示唆している。
丸善ジュンク堂書店が2019年に行ったアンケート(読書環境に関するアンケート調査)の結果と、総務省統計局の「2024年日本の統計」のデータから積読による機会損失を算出している。
まぁ確かに、せっかく買った本を読まずに放置していることは、経済的にも精神的にもあまりよろしくないかもしれない。
神保町は古本まつりで爆買いしてしまったプルーストの「失われた時を求めて」筑摩書房 全10巻しかり。
新橋の古本市で衝動買いしたバートン版「千夜一夜物語」河出書房新社 全10巻しかり。
本棚を見るたびに存在感を放つ全巻セットは威圧感もあり、いつになったら読み切れるのやらという気持ちにもさせる。
じゃあ早く読めばいいじゃんという考えもあるが、ところがどっこい、読みたい本は次から次へと押し寄せる。
好きな作家の新刊が出るなり、読書会で気になる本が紹介されれば、書店や古本屋に行ってその本を買い。
会社の図書スペースが充実していることもあって、仕事終わりにフラッと寄ってはいつの間にか借りている。
それ以外にも、急にまた読み返したいと思う本もある。先日の「西の魔女が死んだ」しかり、「博士の愛した数式」しかり。実家に帰ってその本を紐解く。
そんなこんな、1冊読み終える頃には、5冊新しい本が増えている性分。読むのが早いわけでもないから、積読は増えるばかりである。
とは言え、本を読んで何か支払った分の回収をしようという気持ちがほとんどない人。というか、本くらいにしかお金を掛けるものがない。
もはや蔵書自体に幸せを感じているから、最悪読まなくても満足しちゃう。いや、読みたいけれども。
上記の記事のように、「読まないまま」なら無駄かもしれない。
でもいつか読むから。うん。いつか読むから。来年とか、再来年とか。
こういうの投資だと「サンクコスト」って言うんでしたっけ? それで言うと、確実に年間1万円以上は損していますね。
まぁ私の読書は「投資」ではなく「余暇時間」の使い方だから。投資した分を回収する読書ではなく、消費または浪費と割り切ってるから。
だから私は、いつまで経っても「自称」読書家なんだろうな。それではまた次回!
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