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本を読む人生は幸せか?

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

たまに知り合いと話していると「俺も川口みたいに本を読まねぇとな」と言われるときがある。その時は、良いんじゃないとは言うけれども、別にそれ以上の事は言わない。

別に本なんて強制して読ませるものでもないし、無理に読む必要性もないと思う。読みたいときに読めば良いのだという前提だから、面と向かって本は読むべきだとは言わない。

だけどやっぱり、本を読まないでいるよりかは、読んでいた方が良いよなとは思う。

先日、神保町はブックフェスティバルにて購入した三砂慶明さんの「千年の読書」誠文堂新光社にて、村上春樹さんが読者の質問に答える話が引用されていた。

その内容というのが「本をよく読む人と、本をほとんど読まない人の、どちらが幸せでしょうか?」というもので、村上さんは以下のように答えている。

「たとえ不幸せになったって、人に嫌われたって、本を読まないよりは本を読む人生の方がずっと良いです。そんなの当たり前の話ではないですか」

どうやらそれは、当たり前のことらしい。

確かに、質問者の気持ちも分からなくはない。本ばかり読んでいる自分よりも、周りの人たちの方が楽しそうだなぁと。

一人で本読んでばかりいる人生で、本当に良いのかなぁと。そりゃまぁ、それを選択しているのは自分なんだけれども…。

それでもやっぱり、本を読む人生の方が"良い"と思いたい。

強いて何が良いのかを考えるとするならば、それだけ感動を味わうことができるからだ。

作品の数だけ世界がある。ここでないおとぎ話から、過去の逸話、まだ見ぬ未来のストーリーまで、世界は広がり続ける。

それに、本を読むという技術や思考を常に磨いていかなければならない。今まで読めなかったものが、読めるようになることもある。

読書家は本の海を泳ぐ。その航路は果てしなく、もしかしたら終りはないかもしれない。それでも泳ぎ続けることを決してやめない。

だってそれが幸せなのだから。それではまた次回!

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