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読書する女性たち

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

3連休中日。私にしては珍しく予定を立て、東京は京橋 アーティゾン美術館を訪れる。前々から通勤中に広告が気になっていた。

どこか出掛けようかと思ったとき、まず思い浮かべるのは(結局)神保町周辺。次に映画館、その次に美術館を思い浮かべる。

学生時代から博物館や美術館を訪れるのは好きな方。いつも一人で、まるで芸術や教養な精通している人っぽく鑑賞している。

でも内心、何が良いのかさっぱり分からず鑑賞している。絵に関して勉強してきた訳でもないし、絵画を趣味にはしていない。

もっとも、風景画を描くのは好きである。中学校時代、校舎を写生してクラスメイトから上手と言われたのを未だに覚えている。

とは言え、しっかり勉強している人と違って絵の技法や画家の背景なんかも知らないし、そもそも鑑賞方法すら良くわかってない。

わー良い絵だなぁと思うけれども、具体的に何がと問われたら、雰囲気がとしか答えられない。逆に印象深いものは、いつまでも観てられるし、よく覚えている。

その点今回の特集コーナーは「読書」に関する絵画展。雰囲気で素敵だと思える。

歴史的に見れば、女性の識字率の向上や大衆文学の台頭、時にはブルジョア階層からの危惧など影響を受けつつ、読書する女性は画題として人気となったそうだ。

本を読む女性は絵になる。時に真剣に、時に物思いに耽りながら本を読む姿は、さながら恋する乙女。

森見登美彦さんの言葉を借りれば、本を読んでいる姿が美しいのはその本に惚れ込んでいるのであろう。

だいぶ前に読んだ経営者の本のなかにも、美人を見つけるために絵を観ていると語るものがあった。何が美しいかは人により異なるが、絵画の美男美女は大抵一致する。

もちろん、歴史的な背景とか、より楽しくなる鑑賞方法はあるかもしれないが、何だかんだ印象深いものは、深く考えなくても記憶に残るものである。

無理して理解するものでもないと思うが、それでも1枚でも多く良い作品に巡り会いたい。本と同じように。

いつの日かふと思い出す、そんな作品をいくつも胸に抱えられるのも、かつての哲学者が言った本物に近づく行為なのかもしれない(相変わらず意味は良くわかってない)。

今度は東京は現代美術館に行く予定。都民の日にでも行こうかしらん。それではまた次回!

・あとがき
因みに今日は、アーティゾン美術館以外にも、市ヶ谷の本と活字館や銀座のアートギャラリーにも足を運ぶ。やっぱりこういう場所に足を運ぶのも一興なり。

本と活字館 宇野亞喜良展にて撮影
京橋のとあるアートギャラリーにて撮影

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