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8月20日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

8月20日の午後に開催した「東亰讀書倶樂部」読書会の報告です!

今回はリピーターの方が5名、新規の方が1名の合計7名で神保町散策と読書会。このご時世でキャンセルも増える中、リピーターの方々のお陰で何とか成り立っております。地道に毎週コツコツ続けていったのが、徐々に芽を出し始めた感じです。

とは言え、同じような話の会にはならず、毎回違う世界や触れたことのない本ばかりで、毎回楽しい会になっております♪

読書会終了後に撮影
散策風景(参加者の許可のもと撮影)
散策風景(参加者の許可のもと撮影)

・紹介して頂いた本


太宰治「きりぎりす」新潮社
太宰治にしては精神が安定していた頃の短編集。画家に嫁いだ女が、有名になっていく夫の姿に嫌気がさして離婚を決意するまでの物語。人間の本性なんてわからないし、状況が変わっても変わろうとしない女性のエゴもあるのではないかと考えたと言う。

絲山秋子「まっとうな人生」河出書房新社
前作「逃亡くそたわけ」の登場人物2人が、富山県で偶然再会する。2人とも"まっとうな生活"を送っていたが、コロナによって今まで正しいと思っていたものが、徐々に疑問を呈するようになる。富山県を舞台に、2人の「旅人」はどう生きていくか。

西村賢太「二度はゆけぬ町の地図」角川文庫
先日亡くなった西村賢太の私小説。いや、彼の生き方そのものが「私小説になった男」だと言う。内容としては共感もできず、好きにはなれないのだが、著者の文体と自分のことをどこか俯瞰して見れることに惹かれる。

有栖川有栖「双頭の悪魔」東京創元社
過去200冊のミステリーを読んだ紹介者が、ベスト1位と豪語するミステリー小説。クローズドサークルで行われる2つの事件、読者を勘違いさせるのではなく直球で立ち向かう、最後の論破劇は見ものだと言う。

次回の読書会は、8月28日(日)の午後に開催です。ご興味ございましたら、コメントにてお待ちしております(笑)
皆沢に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。