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独り暮らしの読書術

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

知り合いから本が読めない理由として、「自宅だとなかなか本を読む気分になれない」と聞くことがある。

通勤中の電車内とか、出先のカフェでなら本を読むことができるけれども、自宅は何かと誘惑が多いものであると。

ベッドでスマホを眺めるなり、テレビやサブスクで番組を見たり。

それこそ家族や恋人と暮らしているならば、ひとり本を読む時間を取るのも難しいのかもしれない。

その点私の場合は、独り暮らしかつ、生活に必要なモノしかないという「結局本を読むのが最適解」な生活をしているとも言えそう。

1K+3点ユニットバスの賃貸アパート。森見登美彦さんの「四畳半王国見聞録」の如く、旗から見たら狭いと思われる部屋でも、読書できる場所は自ら作り上げる。

まず知人から譲り受けたデスクは、noteの執筆にも読書にも向いている。真横に見える本棚と、デスク下部の文庫本スペースが、いつでも読書の世界に誘う。

音楽を掛けたいときは、動画サイトを活用することもあるが、自宅ならCDでジャズやピアノのソロを聴くことができる。これも自宅ならではの利点であろう。

デスクの対面にはベッドがあるのだが、ここもまた寝る場所にも、読書の場所にもなる。

本来、生活のリズムや質を高めるためには、「この場所はこれをするための場所である(ベッドは寝るためだけの空間)」と刷り込ませるのが良いらしい。

それゆえ、寝る場所であるベッドで本を読むのは、脳科学的には良くないかもしれないが、何だかんだ落ち着くものなのです。

横になっても良いし、ベッドに腰掛けるのも良し。ベッドの上で胡座をかくのも一興。様々な体勢で本を読むことができる。

横になると言えば、デスクとベッドの間もちょうどいいスペースがある。ここに横になると、空間に広がりを感じる。

ちなみに部屋にモニターはあってもテレビはない。パソコンは低スペック過ぎて、動画を観ると時折落ちるため、サブスクもない。

本を読むスペースは他にもある。キッチンで料理を煮込んでいる間、3点ユニットバスの段差に腰掛けて本を読むこともある。

何より3点ユニットバスだけでも、2箇所も本を読む場所がある。
 
今いいところだから、このまま読み進めたいときは、トイレでも用を足しながら本を読むこともある。

古本であれば、お風呂に浸かりながら本を読むこともある。本がふやけるデメリットもあるが、あの時間は至福である。

それに賃貸アパートのお世辞にも広いとは言えないユニットバス。あの狭いからこそ落ち着くものがある。

もともと部屋にものを置きたくない性分。

何だかんだ今年は洗濯機を買ったりしたが、部屋の中はベッドとデスク、本棚とハンガーラックと必要最小限スタイル。

自宅で本が読めないと言うのは、まぁそもそも本に対する優先順位もあるかもしれないが、読書のための空間作りも必要なのかと。

もっとも、それも私が独り暮らしで、遊びに来るような友達も恋人もいないことが、大前提としてあるけれども。

一日部屋の掃除をしながら、そんなことを思った次第。それではまた次回!

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