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出社に意味なんてない

こんなタイトルですが、これから書く中身は、出社の是々非々を語るものではなく、n=1のだたの「月1出社→週5出社 体験記」です。出社体験を通して、私が考えたことを書きます。

入社してからずっと、ほぼ在宅勤務

コネヒト社に入社して2年半(途中育休あり)経ちますが、コロナ禍の影響からほぼ在宅勤務だけでした。そんな私ですが、他部門が集中期間として週5日出社をしていたことをきっかけに、同じ期間(11月中旬〜今日までの約1ヶ月)毎日出社してみました。この毎日出社は「人事だし、みんなと一緒に出社しよ」と、盲目的?な動機でスタートしました。

ちなみに、コネヒト社の出社の考え方は、全社で月1回出社+毎週木曜日を推奨日として設定し、その他の日は業務や部門区切りの区分毎に出社ルールを決めています。

この時の私の出社に対する考えは、感情的には「通勤時間以外は好き」、スタンスは「必要があれば出社、出社でなければならないなど、特別な思い入れはない」という状態でした。

イベント感のある最初の2週間

そんな状態でスタートした毎日出社。始まって2週間くらいまでは、出社に対してかなりポジティブでした。もともと出社が好きだったことにプラスして、集中期間で他部門の方が多く出社しているため、今まで会うことのなかった方と気軽に話せたり、ランチしたり、長文のテキストコミュニケーションで右往左往することがなくなったり、とても新鮮な気持ちで、働いている「感」を感じられ、出社自体をイベントとして楽しんでいるようでした。そのため、冒頭の「人事だし!」という粒度以上に出社する動機や目的を考えることなく、ポジティブに出社できていました。

でも、月1回出社から毎日出社を始めて2 週間経つと…出てきました「出社しんどい」の感情。この例えで伝わるかわかりませんが、なんだか恋人と同棲開始して間もなく、生活感が出てきたときのようでした。

完全に迷子…私、何してるんだっけ?

しんどくなってから、自分の中で「なんで出社してるんだっけ?」をもっと明確にしないと続けられないな、というのが正直な気持ちでした。別に誰に強要されたわけでもないので出社をやめることは簡単でしたが、思いつきだとしても、始めたからにはどう終わらせるか、出社を続けながら、どうやって自分がスッキリ納得できるか考えていました。

半ば自分の意地のために考えた結果、出社について、自分がコネヒト社の働き方の考え方にどこか合わせていたり、ただ乗っかっているだけだったことに気がつきました。(そんなつもりなかったけどね!)だから、今後の私の出社を良いものにするために、自分の意志「私の中の出社と在宅を使い分ける基準」をつくろうという目的が生まれました。

あれもこれも出社のせい?

さて、どんなことを考えていたかというと、まずしんどいと思ったことを書き出しました。

  • 朝早く起きなきゃ

  • 在宅前提で入れてある定例の会議時間が辛いな

  • 出社して、午前中に保育園から息子発熱の電話→お迎えのがっくり感…

  • 通勤、体力的にしんどい

  • 雨の日は力が湧いてこない…

  • 半休の時は、在宅したい気持ちが溢れて止まらない

  • 子どもたちと寝落ちした日の翌日の朝はドタバタ

  • 出社だと保育園急かして、子どもとケンカしちゃうな…

ん?最後の方、出社関係なくない?
そうそう!なんだか生活に追われて、よく考えたら違うことまで出社起因にしちゃってました。もちろん、時間のゆとりがあるかないかが、気持ちの変化に影響はすると思いますが、それにしても出社がきっかけになっただけ…?という生活目線のネガティブが強烈に出ていました。あれ〜?私、どうやって前職で週5出社してたっけ?と思うほど。慣れって怖い。

仕事の悩みの種類が変わった?

そして、仕事へのしんどいはなかった…(・_・)となったので、次に書き出したのは、仕事の出社でよかったこと(◯)、困ったこと(▲)

◯:会議でスケジュールパツパツな人を捕獲できた
◯:今の話に合流してほしい人を、瞬時に捕獲できた
◯:あまり話したことない人に、用事がなくても話しかけられる
◯:他部門のランチに突然参加
◯:最近話すきっかけなかった人に、突然話しかける
▲:資料作成の時間確保
▲:会議室の確保

ここではさらっと書きましたが、実際は「XXさんとhogehogeの件で、fugagfugaした仕事」くらい具体的に書き出しました。とはいえ(やはり)目新しいことは出てきませんでしたね。よく言われてる◯▲。
ただ、家に帰ってから◯▲の一覧をボヤ〜と眺めながら、自分の行動を振り返った時にそういえば「翌日まで持ち越す悩みや不満や困ったことがないな」と思いました。出社時は、仕事の内容での困ったことは、その場で聞いて解消できていたようです。
私の場合、誰に最初に確認かな…一度に聞くといいかな…と、うじうじ悩みつつも、目の前に人がいると「あの人に無邪気に聞いちゃお!」と行動できることが、歯切れの悪い悩みを解消している要因でした。

これは本当に出社の効果?

この「歯切れの悪い悩みがなくなる」効果ですが、実は1週間目よりも2週間目はあまり感じなくなっていました。実際、書き出した解消数も半減していました。なぜ?
それは、私が出社という空間に慣れてしまって、出社を活用しようという努力を怠っていたことが原因でした。

出社に慣れることで、在宅時と同じように今話しかけていい?こういう時はやめた方いいのかな?と考え込むようになり、最初の「出社なんだから!話し掛けよ!」という特別なイベント感(≒思い切りを出しやすい状態)がなくなり、自分に行動が欠けていることがわかりました。

出社に意味なんてない

いや、意味はある!けど、出社に期待しすぎていたな、という学びがありました。出社を主語にして仕事してきたつもりはないけど、出社すればhogehoge、出社の時にfugagfugaと必要以上に考えていたようで、自分が能動的に仕事を進める行動を起こしているか?という当たり前な振り返りができていなかったと反省しました。出社に意味を持たせるのは私自身。

なので、極論、出社でも在宅でもいいじゃん、積極的にやってこ!となりました(出社or在宅の基準できなかった…)
あとは、出社してでしか提供できない価値は価値なのかとか、ちょっと難しいことも考えました。まだまだできてないことだらけだなと痛感。
…やっとタイトルと繋げたε-(´∀`*)ホッ

少〜しだけできた基準

結局、出社・在宅どう使い分けるの?は結論出ませんでした。でも、関係者で出社と在宅が混在しすぎると、自分が積極的に動く効果が薄れるなと、私が書き出した「出社でよかったこと」を眺めて感じました。
完全に感覚値ですが、私の場合、経営やマネージャーを含む5〜6割くらいが出社してくれているとコミュニケーションが円滑と感じているので、そういう機会は自分も出社効果に便乗&貢献できるように出社しつつ、自分が機会をつくるなら、この基準をある程度意識しようと思います。そうでない日は、在宅で作業時間の確保に充てた方が良いなと考えています。
ん?前半の生活面のネガティブどこいった…仕事関係の情報でまとまってしまったな。

生活面のネガティブに向き合う

作業時間として、通勤分の時間を確保できるのは本当ですが、一方で全部出社すれば、そもそもこんなこと考えなくていいですよね?そこんところ、どう考えてるんすか?と意地悪に自分に聞くと、こんな答えが返ってきたので書いておこう。

あの…やっぱり在宅勤務という福利厚生を使いたい自分がいまして、子どもが帰ってくる時に「おかえり」が言えるのが、嬉しいんですよね。それに、出社はじまった当初、私がいない時間をフィーバーしていた息子も、最近は「出社期間いつ終わるの?」と聞いてくるんです。かわいいですよね。

これ、私の感想ですよね(・ω・)
さて、仕事がんばろ。やることやって、没頭するぞ。


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