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廃墟を活用したチーズ工房とパン工房

こんにちは、きまぐれパン工房店主です。
上砂川町に移住してきて早くも4年が経過しまして、5年目に突入いたしました。

懐かしいもんです、4年前に上砂川町に来た頃は今の集会所は4年間使われてない廃墟になりたての施設でした。

自己資金と借金と補助金でこの集会所を再生、現在はチーズ工房として、パン工房は観光地としてフル稼働しています。

というような話を順を追ってつらつら書いていきます。

①廃墟でも磨けばピカピカになることもある
②観光は流れでするものなので観光地は沢山あったほうがいい
③観光を起こす時は一気に起こそうぜ
④空き家情報は必要不可欠

こういうことが今回の主なテーマだと思います。

廃墟をチーズ工房に

今、僕ら夫婦が商売をしているのは、上砂川の東町とか西山と呼ばれる地区です。
西山は上砂川の炭鉱の始まりの場所なんだそうです。

僕らが最初に来た時は、本当に廃墟。
まぁ廃墟というにはまだ綺麗な状態でしたので、そのへんはラッキーでした。(役場の若手職員が紹介してくれました)
建物が傷み切る前に借りることが出来たんですな。

2020年春、移住当時の東町集会所

もう使われる予定もない集会所、こんなに立派に建ってるのに勿体ない!
ということでココを借りてチーズ工房に改築することにしました。

沢山、お金をかけて出来上がったチーズ工房

田舎って結構あると思うんですよね、こういう磨けば光る建物。
地元の人の感覚からすれば昔からココにあるボロなんでしょうけどね、これを直して使うぞ!という想像力ある人が来ると一気に輝き出します。
お金を産む建物になるわけですね。

だから、どんなボロでも希望を捨てず、情報を発信してほしいなと思います。こういう建物があるよ!って
人によっては価値を感じるからさ。

もう、アンティーク品みたいなもんだよね!笑
アンティーク品だって見る人が見れば、すごい価値だから!笑

この間、購入した集乳缶。僕からしたら宝物。

で、チーズ工房として開業したのが2020年冬だから、すごいスピード感!笑
こっちに来る前から、大工さんとある程度打ち合わせして、こっち来てすぐに着工してもらえるようにしておきました。

その間、役場の人たちも親身になって相談に乗ってくれたし、おかげさまでスムーズに事が進みました。本当に感謝です。

隣にパン工房を作って観光地に

そして、移住から2年経った頃、パン工房の建設を始めました。
これに関しては建物が周りになかったので、基礎から自分たちで頑張って建てました、すごいでしょ。笑

骨組み段階のパン工房 2022秋

このパン工房を作ってから、年間800名以上のお客様に来ていただいております。

さっきも言った通り、ここらへんは4年前まで廃墟だったわけですが、磨きまくった結果、小さいながら観光だったりふるさと納税の特産品になったりとピッカピカに輝いたわけです!笑

こうやって、小さな観光地が点在するような町になるのが理想です。
上砂川町に行けば3、4軒お店を回って楽しめるっていう町が理想(多ければ多いほどいいけど笑)。

観光を作るには空き家が必要不可欠

でも、ぶっちゃけ1軒、2軒だと限界もあります。
宣伝不足や実力不足だってのもあるでしょう、それは認めます。
しかしながら、数の力、つながりの力ってのはあると思うのです。
それは、事業を始めたばかりの人にとってはかなり大きな力なのです。

前に記事で書きましたが、観光は流れなんですよね。
ある程度動線みたいなものを作った方が、お客さんは気軽に観光しやすいのです。

「あそこのパン屋気になってたんだよなぁ..あ、近くに喫茶店もあるじゃん!一軒だったら面倒だけど、ついでに寄るところあるなら行ってもいいかな!」

ということも起きるわけですね。

だから、今うちのパン工房に来てくれているお客さんにはマジで感謝です。
だって、うちにしか用事ないのにわざわざ上砂川まで来てくれるんだもん、本当にありがたいことなのです。
たまに北見から来ました!とか紋別から来ました!とか言われて、マジでびっくりするもん!笑

今は福井県で酪農家として活躍している夫婦、この二人の頑張ってる姿を見てると
感化されて自分も頑張らなければと思うのです。
福井県は上砂川の母村がありますからね、なんだか縁を感じます。

でも、そうやって観光の流れを作るには絶対的に建物が必要なのです。
喫茶店をやりたい、雑貨屋をやりたい、菓子屋をやりたいという人が上砂川に興味を持ってくれても建物がないって話しになれば他に行ってしまうわけです。

移住して起業しても観光ブースト(ついでにここも寄るか的なムーブ)の恩恵を受けられずに経営が厳しくなって町から出ていくってことだって可能性はゼロではないわけです。だったら、起業する人がポツポツ来てる段階でガガガっと募集して、みんながある程度、同時期に起業するっていう状態を作りたいですよね。

そこをのんびりして、来ては去って、来ては去ってって感じになっちゃって勿体無いもんね。

協力隊アドバンテージを生かすか殺すか

せっかく協力隊の活動内容として「フリーミッション」っていう強みがあるのに、未来が見えなくてはどうしようもないのです、移住に踏み切れないのです、だったらある程度建物の目処がつく町に行ってしまうのです。
だから、ある程度提示できる建物はカードとして手元に持っておきたいですよね、僕らのスタンスとしては。
なので、空き家バンクというシステムはもっともっと広めたいなと思っています。

みなさん上砂川の空き家情報をお持ちであれば是非教えてくださいね!笑

①廃墟は磨けばピカピカになることもある
②観光は流れでするものなので観光地は沢山あったほうがいい
③観光を起こす時は一気に起こそう
④空き家情報は必要不可欠

⇩⇩我が町の協力隊制度は、以下の記事を参考にしてください。

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