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MBA受験体験記 #9 最も大切なパートナーの存在

勝手にメンターProfile

今回は私の受験の最大のテーマであった「家族とのMBA受験」というテーマで記事を書きたいと思います。

MBA受験に限らず、新しいことをやろうとしているときに家庭との両立について同じように悩まれる方も多いと思いますので、そのような方々にも私と家族の経験をシェアできれば幸いです。

多くの方は家庭において、私よりも良好な関係を維持されているかもしれません。そのような方にはここに書いてあることは平凡に見えると思いますが、私の反省としてお受け止めいただければと思います。

私の家族の状況

まずは、簡単に私の家族状況をお話します。

私は2017年2月に初めてTOEFLを受験し受験対策を開始し、同年11月に長男誕生、2年後の8月に長女が誕生しました。この子育て真っ盛りの中のMBA受験(もちろん仕事もやってました)は当初悩みだらけでした。

まず、勉強する時間を確保するのが本当に難しい。両親が近所であれば、両親に頼ることもできますが、私たち夫婦はともに地方(九州と東北)出身で日ごろの育児において両親の助けを借りることはできませんでした。

なぜパートナーとの関係が大切か

こんな中、最も大切にすべきはパートナーとの関係だと思いました。

なぜなら、パートナーからMBA受験の理解が得られないような状態であれば「勉強に行ってくる」とも言いだしづらく、勉強中もモヤモヤしたままで効率もあがりません。

一方、パートナーが良き理解者・サポーターになってくれれば、これは無敵で、「あと1時間勉強させて!お願い!!!」とかも言いやすくなりますし、何より「誰かが応援してくれている」という心の安定が机に向かうのを後押ししてくれます。

私の場合、受験当初、妻とは良い関係が築けているとは言い難い状況でしたが、3つの心がけのおかげで、徐々に受験を応援してくれるようになった気がしています。

① パートナーに負担をかけていることを知る

私の一番の失敗はここでした。気づかないうちにパートナーや家族に負担をかけていました。

私は受験中も子供の風呂入れや寝かしつけなどをやっていたのであまり負担をかけていないと勘違いしていました。

しかしながら、ある時、妻に「勉強の進捗が悪いときやテスト前(特にGMAT)になると、全神経が受験に向かい、顔も強張っているし、家庭の雰囲気も悪くなっている」と言われ、はっとしました。

また、TOEFLに苦しんでいたときは子どもを寝かせつけしながら、ワイヤレスイヤホンで英単語を聞いていたことがバレ、「子育てに心がこもっていない」と叱責されたこともありました。今思えば、焦るあまり、勉強も子育てもどっちも中途半端になっていました。

自分では家庭のタスクもやっていてあまり迷惑かけていないつもりでも、気づいていないところで妻に精神的な負担をかけていたんだなと。

まずは、受験をすることだけでも、家族に負担をかけているという自覚をすることが大事だと思いました。これを自覚することで妻に対して感謝の言葉をかける頻度も上がり、妻との関係も良くなったような気がします。

② パートナーの理解を得るように努める

パートナーの方がよほどキャリア志向でない限り、MBAというのは占いの水晶のようにに怪しげな物体だと思います。そんな意味不明なものに対し、お金を使うだけでなく、家族との時間も犠牲にする行為を理解されるはずもありません。

少なくとも私の場合はそうで、最初はMBAの説明から入り、その後、なぜMBAに行きたいのかをキャリアやプライベートの話も含めて説明する時間を設けました。

ただ、色々説明したところで、MBAを自分事のように捉えてもらうというのも無理がありますので、そこで次のステップに進みました。

③ パートナーと目標を共有する

パートナーと同じ目標を目指す仕組みをつくることで、自分事としてMBA受験を捉えてもらうように取り組みました。

私の場合は、例えば、「留学すれば自由な時間が増え旅行に行ったりする時間も増える」や「留学で得た知識を妻の起業に生かせる」ということでパートナーとシェアできるMBAの恩恵について話したりしました。

その他にも、短期的な目標を共有するのも大事だと思い、「TOEFLで100点取れたときは家族でラグジュアリーな旅行をしよう!」という企画を作り、毎回TOEFLの結果を妻に開封してもらうなどやっていました。初めてTOEFLで100点に到達した際に、テスト結果を開封した妻の嬉し泣きの顔は今でも忘れられません。

このように妻は妻なりの留学の楽しみを見出し、サポーター役を買って出てくれました。おかげ様で受験終盤では「応援してくれる家族のためにも結果を出そう!」という最後の馬力が生まれた気がします。

もちろんパートナーにはパートナーの目標があるので、この御恩はどこかで返していこうと思います。

補足:時短家電のススメ

以上のようなプロセスでパートナーの理解を得られたとしても、現実的にはパートナーに相当の負担を寄せている状況には変わりがありません。そんなとき私たちを救ってくれたのは、時短家電(乾燥機付洗濯機、食洗器)でした。留学まで残り2年もないタイミングでしたが、本当に買って良かったです。もし、迷われている方がいれば是非オススメします。

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