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人前に立つ仕事

仕事上、何度か教壇に立つ事がある。

最初は、看護教員養成講習での実習だった。
それから2年間、看護学校で講義を行った。

人前に立ち話す事に集中して、伝えたい内容ではなく一方的な説明となり、結果、単調な講義しかできず、自分は声も小さいし、学生の記憶に残るような役立つ講義ができていないと感じながら学校勤務が終わった。

それでも苦手なまま教壇から離れ、次の世代に何も伝えられないのは何か違う気がして、気がかりだった。

看護の現場で、実習指導者としては学生と関わる事は続いていたが、大学院への進学の為に病院を退職してからは、すっかり学生と関わることはなくなってしまった。

大学院を卒業後、子育てしながらコロナ禍の中で定職に就く事に消極的になっていたが、タイミングよく保育科のある学校から、子どもの保健の科目の講義依頼が来た。

再び、苦手克服のチャンスが訪れた。

引き受けて3年。

まだ、人前に立つという事への苦手意識の壁を乗り越えられていない。自分には合わないのかと諦めたくなる気持ちと、経験がまだ足りないと思う気持ちの間で悩みながらも、今年も延長して講師を引き受けることにした。

この3年で、保育を学びに来ている学生が、保健の講義が実際の保育の現場に役立つという事を理解し、意欲的に学べるにはどうしたらいいか悩んできた。

伝える情報量が多すぎるのだ。

どこまでの知識を伝えるべきか、それが私自身の課題である。

今年は子どもの保健の講義が、保育の現場に役立つ知識であるということを、人前に立つ事が苦手でも、伝えたい内容がきちんと届くように授業の準備をしっかりしていこうと思う。

人に伝える事、
それは自分の伝えたい事を言葉にして、その内容が相手に伝わらなければ意味がない。

noteも、投稿しないと伝わらない。

だから今日投稿する。

今年は、一つ一つ考えている事を行動に移して、自分が伝えたい事を発信していく。

#note書き初め

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