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履歴書には書けない私のキャリア

職業人としてのキャリアを支える
自分の持ち味とは?
自分のできることを言葉にして
他人に説明するうえで、
キャリアの振り返りと
その中から、自分の持ち味を
見つける行為について
私が思ったことを書きます。

  1. 私の音楽経歴

  2. バンドで食っていきたかった

  3. 再開した高校時代の担任の一言

  4. 私にとっての音楽

  5. 音楽から得たもの

  6. 結論

     

1.私の音楽経歴


私はかつて、ミュージシャンだった。
15歳でアコースティックギターを
ばじめた。
コードをいくつか覚えてまもなく、
自分の曲を書き始めた。
夢中で書いた。
高校に入学して
友達とバンドをはじめた。
当時はビジュアル系全盛期で
ラルクのコピーとかをやってた。
そのうち、ロックにめざめて、
ミッシェルとかやって、
その後、メロコアとかもやった。
高3の時にはニルバーナを少しやって、
あとはオリジナル曲を作って、
ライブハウスで演奏していた。

2.バンドで食っていきたかった


周りが大学に進学する中、
革ジャンをきて上京。
音楽の専門学校に通いはじめた。
悪い友達とツルみはじめて、
学校には行かなくなった。
単位が足りなくて進級できず、
山形に戻ってきた。当時19歳。
悪い友達とも縁が切れ、
アルバイトをしながら
音楽を続けた。
山形に帰ってきてから、
高校時代のメンバーとバンドを
再開したが、
互いの音楽性はすっかり変わっていて、
結局解散。
解散後はアコースティックギターを
使った弾き語りスタイルで
ソロ活動を続けた。
この頃、自身でもライブイベント
「ココロノ」を主催。
他のライブで見つけた、いいバンドに
出演交渉をして、
自分のライブという居場所を
必死に守っていた。
今振り返るとそんな気がする。

3.再開した高校時代の担任の一言


ある日、高校時代の担任と居酒屋で再開。
今何やってる?聞かれ、
「アルバイトしながら音楽を」と答えた。
帰り側、担任は精算をしながら、
「頑張れよ。ほじぎだなもの」と言って
帰っていった。

“ほじきだなもの”
山形弁で
大したことのないもの
つまらないもの
そんなもの
のような意味

方言

4.私にとっての音楽


最近、自分の役割を整理するため、
キャリアの棚卸しをし、
コーチングのプロに
それをお見せする機会があった。
現在の営業職に就く以前の
キャリアとして、
音楽をやっていた経歴を記載した。
かえってきた答えは
音楽の部分はキャリアには含まれない
ということだった。
これは趣味と
言わしめられてしまったことが、
とても悲しかった。
以前担任に言われたひと言が蘇り、
悔しさが心に鈍く刺さった。
社会一般のいう仕事の定義はこうだろう。

仕事とは
それをすることで
対価を得ることができるもの

解釈

悔しいが、私は音楽をすることで
一丁前の対価を得たことはない。
ならば定義上は仕事ではない。
ただ、趣味と言ってしまうには
寂しい気がする。

5.音楽から得たもの


対価は得ずとも、
音楽に熱中したあの頃は私に
表現力という贈り物をくれた。
曲を書き、世界観を表現するための
発想力もくれた。
ライブを主催する際、
バンドを見つけ、出演交渉をする過程で
他者の魅力、つまり持ち味を
推察する能力と交渉力も身につけた。
そしてこれらは
私の現在の営業という職業に
かなり活きている。
人前で話す、
プレゼンテーションをすることに
表現力はかなり活きてくる。
提案書をつくる過程で
お客さんの話を聞き、
提案イメージを膨らませることに
発想力は活きてくる。
商品の価値
お客さんのニーズの顕在化において
物事を推察する能力が活きてくる。
ことを進めるうえで、
交渉力はもちろん活きてくる。

6.結論


私にとっての音楽は
仕事としてのキャリアは弱い。
しかし、確実に私の持ち味として
活きている。
今の私を体系づける要素を多く
育んでくれた。
だから、これからも大切にして
いきたいし、
履歴書には書けないにせよ、
私のキャリアに間違いない。

キャリアとは
職業技能上の経験経歴
上級試験や一試験合格し、
採用された国家公務員
また、厚生労働省は
時間的持続性ないしは
継続性を持った概念と
称している。

Webllo他調べ

私が思うキャリアとは
過去に一定期間集中・熱中したこと
時間をかけて取り組んできたこと

このくらいの定義でよいのでは
ないだろうか?!と思う。




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