恵空言(エソラゴト)

本名:須藤恵一 山形県山形市出身 祖父は著名な児童文学者。 自然に溢れ出るは 空想とい…

恵空言(エソラゴト)

本名:須藤恵一 山形県山形市出身 祖父は著名な児童文学者。 自然に溢れ出るは 空想という名の虚構。

最近の記事

感受性豊かな人が感情を適切にアウトプットするためのフローと、自分に合った表現方法の模索

感受性が豊かな人は、外部から多くの情報や感情をインプットする能力に長けていますが、そのインプットをどのように処理し、アウトプットするかが非常に重要です。適切にアウトプットするためには、自分に合った方法を見つけること、そしてその表現が自然で心地よいものであることが大切です。ここでは、インプットからアウトプットまでのフローを、グラハム・ウォールズの「準備、潜伏、洞察、検証」の理論を取り入れながら解説し、さらに心地よさを意識した表現方法の探求について触れていきます。 1.準備(P

    • 適当道 ~柔軟さとバランスの極意~

      現代社会では「完璧主義」が美徳とされることが多いですが、私たちの心と体はそれに耐えられないこともあります。そこで考えた概念が「適当道」です。無理をせず、自分に合ったバランスを取りながら柔軟に生きることを追求する道として提唱したいと思います。 適当道の基本理念柔軟であること 流れに逆らわず、無理せず、状況に応じて柔軟に対応する。 こだわりを手放すこと 完璧主義を捨て、自然な形で物事を進める。 自分を信じること 他人の期待に応えるのではなく、自分の感覚や心地よさに基づ

      • 今の表現にたどり着いた道のりの話

        音楽の経験と文章表現私はかつてバンド活動や作曲に熱中していました。その時の経験は、私が日々の苦しみや成長へのジレンマを表現するのに、大いに役立っています。作曲の過程や作詞の感覚は、現在の文章表現にも独自のリズムと感覚をもたらしていることは間違いありません。 営業人生での困難営業職における経験は、深い苦悩と葛藤の連続であり、私の表現の源でもあります。昔勤めていた会社の尊敬すべき社長からのクビ宣告。次に勤めた会社では、上司から「できないヤツ」とサジを投げられる始末。さらに独立の

        • 私は常に創り手で在りたい: 世界をバンドマンから営業マンへ移しても尚、変わらぬ思い

          はじめに音楽と営業。これらは私の人生の中で大きな意味を持つ2つの経験です。バンドマンとして自分の音楽を創作していたあの頃の経験、その後営業の世界に転身し、他人が作った商品(モノ)を価値として販売提供する経験。その過程を通し、価値とは何かをずっと探求してきました。この文章では、その過程と学びを振り返り、価値とは何かについて私なりの見解をまとめてみました。 1. バンドマン時代の経験音楽活動をしていた頃、私は自分で曲を作り、ライブハウスなど観客の前でパフォーマンスすることを通

        感受性豊かな人が感情を適切にアウトプットするためのフローと、自分に合った表現方法の模索

          突っ立って、そこで見てろ

          ずっと遠慮してんだろ?! ずっと遠慮してんだろ!! 誰に? 周りに?妻に? ずっと俺は他所ん家の子供か?! ずっと他所ん家の子供だ。 わがままも言えない。 感情を表に出すこともできない。 愛してくれと叫べない。 抱きしめて欲しいと言えない。 いつまでも気を遣って。 本当の気持ちを 伝えることができぬまま。 死んでいくかもしれない。 死んで行くだろうよ。 厳しかった。親父のせいか? 叔父の家に預けられたせいか? 母が不器用だったからか? 妻が理解し

          突っ立って、そこで見てろ

          うまくできない〜心のディストーション〜

          器用な方じゃない 仕事ができるかと聞かれれば ある意味できない うまくできない 要領よくできない なんでだろ? ! そういう脳みその作りなんだろ 妻に優しくできない 娘にうまく愛情を伝えられない うだつが上がらない いつまでも経っても 役職はつかない 上司との関係 同僚との関係 うまくできない お客様との仲介 うまくできない 家庭と仕事のバランス うまくできない うまくできない どうしてもうまくできない 家族を幸せにできない いつまで経ってもできない 小中続けたサ

          うまくできない〜心のディストーション〜

          自我と孤独:マイノリティとしてのコンフォートゾーンの確立

          序論マイノリティとしての経験は、多くの人が容易に理解できない特有のものです。社会的な圧力や期待に応えようとする中で、自分自身を守りながら、どのようにコンフォートゾーンを作り上げていくのが良いのか?この記事では、マイノリティが感じる孤独感や自我の抑圧について考察し、それにどう対処すべきかを探ります。 自我の抑圧と孤独感自我を抑圧することは、自分自身を守るための自然な防御反応と言うべきでしょうか。しかし、これはしばしば孤独感や自我の抑圧を生み出します。自分を守るために息を潜め、

          自我と孤独:マイノリティとしてのコンフォートゾーンの確立

          ネガティブマイノリティ〜俺はずっと、こっち側の人間〜

          過去の経験に癒着する最低の自己評価学生時代、私は複数回のいじめを経験しました。その原因は、自分の浅はかな行動にあったと自覚しており、その結果として受けた苦しみを今でも背負って生きています。ある人からの「薄っぺらい」の一言で、痛烈にあの頃の卑屈で悲しみと殺意に満ちた自分が蘇ってきました。その言葉は、私の存在全体を否定するとともに私が虐められるに値する人間だと肯定するものであり、何より私の最低な自己評価を呼び起こす結果となりました。 怒りと嫌悪感の背景 私はなぜ、この言葉にこれ

          ネガティブマイノリティ〜俺はずっと、こっち側の人間〜

          表と裏、相反するものの相互作用〜進歩と停滞のサイクルに健全な成長あり〜

          人生において、進歩と停滞という相反する概念がどのように相互作用し、健全な成長をもたらすのかについて考えてみたいと思います。進歩と停滞は一見、対立するもののように見えますが、実際には互いに補完し合い、バランスを保つことで個人の成長を促進します。 進歩と停滞の意味進歩は、新しいことに挑戦し、スキルや知識を高める動的な状態を指します。一方、停滞は一時的に立ち止まり、内省やエネルギーの回復を図る静的な状態を意味します。これらの状態は、相反するように見えますが、実際には互いに必要不可

          表と裏、相反するものの相互作用〜進歩と停滞のサイクルに健全な成長あり〜

          人生にとって、成長よりも大切なこと〜人生は努力を惜しまず、自他を大切にすることにこそ真の幸福がある〜

          現代社会では、「成長し続けること」や「成功を追い求めること」が重要視されがちです。しかし、これらは本当に人生において重要なのでしょうか?過度な努力やプレッシャーから解放されることで、もっと自然で豊かな生き方が見えてくるかもしれません。この記事では、成長すべきという固定概念から脱却し、引力の法則やバランスの取れたアプローチを通じて、人生に本当に必要なものについて考察していきます。 成長すべきという固定概念からの脱却成長は重要ですが、「成長しなければならない」という固定観念が逆

          人生にとって、成長よりも大切なこと〜人生は努力を惜しまず、自他を大切にすることにこそ真の幸福がある〜

          現実的思考を揶揄する人々への反論:ネガティブ思考の再評価

          はじめに「ネガティブ思考」という言葉はしばしば否定的な意味合いで使われがちです。時に現実的思考を「ネガティブ」と捉える風潮には些か誤解が生じていると感じています。本記事は、「ネガティブ」とされる思考が実は現実的かつ建設的かつ論理的な思考であることを強く記すものです。 ネガティブ思考と現実的思考の違いまず、ネガティブ思考と現実的思考の違いを明確にする必要があります。ネガティブ思考は往々にして事態を悪く捉えがちですが、現実的思考は事実を直視し、リスクや問題点を認識するものです

          現実的思考を揶揄する人々への反論:ネガティブ思考の再評価

          人望とスキルのバランス: ビジネスにおける人望の重要性

          はじめにビジネスの世界で成功するためには、多くの要素が関わってきます。その中でも特に重要なのが、人望とスキルのバランスです。どちらか一方だけでは不十分であり、両方を兼ね備えることが理想的です。この記事では、なぜ人望とスキルがビジネスにとって重要なのかを考察していきます。 人望の重要性1. 信頼関係の構築 人望があると、他者との信頼関係を築きやすくなります。顧客やクライアント、同僚、パートナーなどとの関係が良好であれば、ビジネスは円滑に進みます。信頼はビジネスの基盤であり

          人望とスキルのバランス: ビジネスにおける人望の重要性

          持続可能性とは緩さである。〜柔軟性と効率化を手に入れて、持続可能な緩い生活を手に入れる方法〜

          現代社会において、情報は膨大で、その変化も非常に高速です。このような環境で持続可能性を追求するには、単にスピードを落とすことだけを意識するのではなく、「緩さ」を取り入れることが非常に重要になってきます。ここでいう「緩さ」とは、柔軟性とリラックスであり、これをうまく活用することで効率性を高め、ストレスを軽減し、持続可能な生活を実現することができます。 持続可能性≒緩さ 緩さ:柔軟性とリラックスそして効率性 柔軟性とリラックスの定義柔軟性: 環境の変化に迅速に適応し、

          持続可能性とは緩さである。〜柔軟性と効率化を手に入れて、持続可能な緩い生活を手に入れる方法〜

          人は人事権と評価権を持って人を動かす〜現代における真のリーダー像とは?〜

          人は人事権と評価権を持って人を動かします。これは実際的な組織構成や人員配置に留まらず、行動喚起という面にも言えることです。この権利は一般的な企業団体から町内会、さらには反社会的勢力にも適用されます。一般的にこの権利は組織のトップとそれを取り巻く上層部に与えられ、その下に連なる細分化された集団のリーダー層にも一部の権限が委譲されます。上層部および一部のリーダーには、その権利を持つ者の責任として、人望やその役割に対する気概や誇りが必要です。反社会的勢力においては、それは仁義やプラ

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          現代社会における不倫についての考察〜倫理的価値観と生物学的見地からの推察〜

          不倫は古くから議論の対象となってきました。ある方の「不倫は文化」は非常に印象深く、不倫の文化的背景へと意識を向けさせられます。倫理的価値観と生物学的見地から考察することで、複雑なこの問題をより深く理解することができます。以下に、その考察と結論を示します。 1. 倫理的価値観と不倫社会的秩序と倫理観: 不倫は社会的な規範や倫理観に反する行為として非難されることが多いです。家族やパートナーシップの安定は、社会全体の安定にも寄与します。 信頼の崩壊: 不倫が発覚すると、パー

          現代社会における不倫についての考察〜倫理的価値観と生物学的見地からの推察〜

          プロティアンキャリアと現代社会の働き方

          イントロダクション現代社会におけるキャリア形成は急速に変化しており、特にIT社会の発展と共に、伝統的なキャリアパスから離れた新しい働き方が注目されています。今回は、その中でも「プロティアンキャリア」と呼ばれる自己主導型のキャリア形成について掘り下げていきます。 プロティアンキャリアとはプロティアンキャリアは、特定の組織や会社に依存せず、自分の興味やスキルに基づいてキャリアを自由に形成していく考え方です。このアプローチでは、異なる分野や業界での経験を積むことが奨励され、自分

          プロティアンキャリアと現代社会の働き方