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信用出来ない上司と信用出来る社長

ご覧いただきましてありがとうございます!

カツヤ@本業以外で稼いでいく です。

突然ですが、みなさんは現職の会社に不満はございますか?
それは仕事内容ですか?それとも人付き合いでしょうか?それとも給料?

ストレスポイントが沢山ある今の仕事をずっと続けるのは難しいと思っている人は多いと思います。少なくとも僕もそうです。
しかし、僕も一般的なサラリーマンですから、今の仕事が無くなってしまうと大きな収入の柱を失う事になります。みなさんも本業をすぐに辞めれない方が多いとは思います。そこで僕は仕事はすぐに辞める事は出来ないにしろ、少しでもストレスを軽減できる様に会社の条件を良くする為の交渉を定期的に代表や会社の上司にしています。交渉をしていく中で、「この人は信用出来る」「この人は信用できない・お話をしても意味が無い」という人がはっきりと分かれている事に気が付きましたので、みなさんが会社の代表者または役職者の場合に部下や後輩から相談を受けた際にどの様にすれば後輩に上手く伝わるかを考えながら実例を元に参考にしてみてください。

1.はじめに
2.今まで交渉をしてきた条件
3.交渉に対して上司が言ってきた事
4.交渉に対して社長が言ってきた事
5.僕が話を聞いて響いた部分

1.はじめに
僕は現在社員が30名程の会社に勤めています。僕の会社には、会社を設立した社長に加えて、一緒に社長と会社を設立した僕の上司がいます。社長は上司と自分がいる部署の仕事経験は一切なく、私の上司は社会人になってからずっと同じ部署の業界で仕事をしている猛者です。社歴は自分よりも無いにしても業界歴が長くヘッドハンティングされた人ばかりが多く勤めている会社なので、一人一人のスキルは高いと感じています。その中で揉まれて数年を過ごしたので、私自身も同業他社の方からヘッドハンティングを受けたり、メガバンクから現状の給料の3倍での転職の打診を受けたりしておりますので、同業他社さんには負けない実力があるとは感じています。数年前から自分の上司は違う店舗の店長を務める事になったので、自分が今働いている部署のトップをしています。
今回は会社に対して色々な要求を行ってきたことを記載していきますが、ある程度会社に利益を出してきた事・自分の中ではしっかりと働いてきていると感じている事を前提に交渉をしている事をご理解ください。
※僕が入社時は会社を設立して間もなく、条件は良くなかった事を前提としてご覧ください。

2.今まで交渉をしてきた条件

①休みの日は日曜日・祝日のみ
 ↓ 交渉を行って
 土曜日も休み・どんなに仕事が伸びても19時には帰社

②夜間・日祝日の電話対応がしたくない
 ↓ 交渉を行って
 夜間休日はコールセンターを設置・休みの日は会社携帯を電源オフも可

③仕事で沢山車を使うので
 ↓ 交渉を行って
 会社から社用車を支給(元々持っていた車は売却)・車に関する保険・維
 持費・税金などは全て会社負担

④車を沢山使用するので
 ↓ 交渉を行って
 生命保険を会社負担で加入していただき、万が一の保険金受取人を親にし
 た

⑤ある程度の経済的な自由が欲しいので
 ↓ 交渉を行って
 給料のアップをしてもらう・全社員が給料を1万円多くいただき、毎月1
 万円確定拠出型年金に自動的に支払われるようにした

⑥家族にこの会社で働いていて幸せな会社だと思われたい
 ↓ 交渉を行って
 全社員の親に青汁を送ったり、お中元・お歳暮を贈る事にした。会社経費
 で家族を連れて社員旅行に行った

その他細かいことの交渉は多々行ってきました。現状としては給料の面や人間関係については最高の職場へとなっております!
しかし今回は個人的に会社で一番解決がしづらい、
「会社でストレスのある仕事を一切したくない!!」という交渉に挑みました。いくら職場環境が良くてもここがあるだけで会社に向かいたくなる事もあります。会社に勤めている以上、時間を切り売りして働き、やりたくない事もやる為にいるのは当たり前だと思う方もいらっしゃると思いますが、僕は楽しく働きながら給料が欲しいと感じているので、無理難題の交渉に挑みました。今回はこの交渉についての私の上司(信用出来ない)と私の社長(信用出来る)の回答について記載していこうと思います。

僕がなぜ上司を信用出来ないと感じたのか、なぜ社長を信用出来ると感じたのかを考えながら気楽にご覧下さい!

3.交渉に対して上司が言ってきた事

カツヤ:「会社の事でご相談があります」
上司 :「何があった?何でも解決するから言ってみなさい」
カツヤ:「会社でストレスが沢山あり会社を辞めようと検討しています」
上司 :「どの仕事にもストレスは付き物だよ!時間が解決すると思うから
     あと数カ月考えてみてはどうだい?」
カツヤ:「数カ月と言うよりも数年ずっと考えていたことで、このまま4
     0・50歳になる時まで働いているという想像が出来ないです」
上司 :「(みんなが聞こえるような大きな声で)まあ、本当に辞めたいの
     なら俺から社長に相談するから再度声かけてよ!」
カツヤ:「わかりました・・・。ありがとうございます」

ここで感じたのは、「この人真剣に思っていない。自分の事しか興味が無いんだな」と思いましたのでお話は終了です。

4.交渉に対して社長が言ってきた事

カツヤ:「会社の事でご相談があります」
社長 :「大事な話だと思うから場所を変えよう!」
~誰も話が聞こえない場所に移動~
社長 :「何かあった?」
カツヤ:「会社でストレスが沢山あり会社を辞めようと検討しています」
社長 :「そういう話だと思ったよ。どのようなストレスだい?」
カツヤ:「自分は精神的に弱く、クレーム対応やお客様からお話がある際に
     ストレスを感じてしまいます。じゃあいざクレームが来たら対応
     出来ないかと聞かれれば対応できますが、このストレスを感じた
     まま40・50歳になる時まで働いているという想像が出来ない
     です」
社長 :「なるほど。今までもずっと働いている時はストレスを感じていた
     の?」
カツヤ:「はい、数年前からずっと感じてはいました。上司に相談した時
     も、時間が解決するからと言われたこともあり、耐えながら頑張
     ってきました。他の支店の店長などに相談して一時的に気持ちが
     楽になった事もありますが痛み止めにしかならなくて、限界が来
     たので今回お話させていただきました」
社長 :「そういう事か。カツヤは仕事を辞めたいと思っているの?」
カツヤ:「正直なお話仕事を辞めたいとは思っていません。会社の雰囲気が
     悪くてやめたいと感じているわけでも、給料の面で不満を持って
     いるわけでもありませんので」
社長 :「なるほどね。今まで気づいてあげれなくてごめん。カツヤにとっ
     てこれからどうなっていくのが理想だい?」
カツヤ:「今の所、次の職も決まっていなければ、別の業界で働く器用さも
     ありません。引き抜きの来ている同業他社に移動しても結局はま
     た同じ悩みが出るだけだと思っているので、出来る事であればス
     トレスが無い環境に変えて働き続けたいと思っています。正直給
     料も3分の1・4分の1になっても構いませんので、役職という
     立場を外してもらって、電話受けもしたくないです。ご迷惑をか
     けない様、自分の上司に誰かが来るまで引継ぎ期間も考え
     て働き続ける事ももちろん可能です」
社長 :「話はある程度分かった。では俺も今聞いた事を基に話させてもら
     うよ。まず、カツヤを辞めさせたくない。会社としてカツヤが辞
     めてしまう事が一番の損害だと考えている。新たに一人採用する
     という程会社に余裕が無い事も理解してほしい。その上でストレ
     スを抱えながら働いているという事に気づいてあげれなかった俺
     が今回は悪い。今働いてもらっている仕事の内容で、大きく分け
     ると何がある?」
カツヤ:「〇〇と□□と▲▲です」
社長 :「その中でストレスの感じている仕事はどれで、自分が続けていけ
     る仕事はどれになる?」
カツヤ:「ストレスを感じているのは〇〇で、□□と▲▲は続けることが出来
     ます」
社長 :「何となく方向性が見えて来たね!だったら、〇〇は今後しなくて
     いい。この部分は外注に任せて、他の部分はカツヤがやればい
     い」
カツヤ:「外注化の件も以前上司にお話したことがありますが、話をした
     ら、なぜ外注する必要があるんだ?それであればこの会社に仕事
     を任せてくれたお客さんに失礼に当たらないかと言われたので、
     それから話は進めていませんでした」
社長 :「昔からずっと同じ部署でずっと働いている人はそれが普通だけ
     ど、俺からしたら時代に合った仕事の内容にシフトチェンジして
     いくのは当たり前の事で、そもそもそんな事で大事な社員が一人
     いなくなる事の方が大問題だ。すぐ変更しよう」
カツヤ:「ありがとうございます。これからも頑張ります」
社長 :「仕事は頑張らなくていい!出来る事だけすればいいから。まずは
     外注化の話を進めたいから、今後どのように外注先を見つけるな
     どは任せても大丈夫かい?」
カツヤ:「はい大丈夫です。方向性が決まり次第再度ご報告します」

というお話の流れになりました。

5.僕が話を聞いて響いた部分

以上2つのお話をご確認していただけるとどちらが信頼できる・信頼できないかはすぐお分かりかと思います。上記で交渉した内容についても全て上司と社長に相談しましたが、お話が通ったのは全て社長との会話の中です。

信用出来ない上司と信用出来る社長の違いについて考えていきます。
①話を聞かずに自分の話を始めるのか、話をまず聞いてくれるのか
②辞めたいと言っている理由を解決しようとしているのか、していないのか
③話す場所や周りへの配慮があるか、ないか

などが今回の会話の中では考えられます。

会社を辞めようと思いますって。。。普通に考えたら大変なことが起こっていると感じる方が多いでしょう!その中で、「時間が解決」とか「ずっとこうやってきた」とか「昔はな・・・」の会話は一切耳に入ってきません。まずはなぜその状況になってしまったのか、どうしてほしいのかをしっかり聞いてほしいという事です。役職者の方の中でも、自分の抱えている仕事量が多すぎて部下の仕事を見切れていない方も多いと思いますが、いくら部下に対してでも言っていい事と悪いことがあります。ましてや、他の方が聞こえるように話すなんて・・・。
今回の件で信頼できない上司と思っていた方が、信頼できる上司に大逆転するかと思っていましたが、やはりこういう時は人が出ますね。

そして現にその場でお話をしていた僕が響いた部分は、

「今まで気づいてあげれなくてごめん」
「仕事は頑張らなくていい!出来る事だけすればいいから」

という所です。社長という立場なので、会社の存続が大事だという事は理解できます。その上で、働いている社員を大事にしてくれる配慮は、仕事を辞める事も検討している程、精神的に追い込まれている状況を本音で伝えた自分からすると、お話をしている途中で泣き出してしまいそうな程感動しました。
みなさんが同じような状況におかれた際に、どの様な回答をするかは自由ですが、一時考え直す良い機会になっていただければ幸いです。

今回のnoteを最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました! 今後もみなさんが気になるお話や副業に関する事を発信していこうと思っていますので、よろしくお願いします!    カツヤ

励みになりますのでサポートいただければ幸いです。 みなさんが気になる記事を書けるようこれからも努力していきます!