見出し画像

「いじめを法で罰する!?」新科目公共から学ぶ探究のトビラ(21)

 人間社会では,必ず意見や考え方が対立します。解のない問題や課題が現代社会では増え続け,これからはコミュニケーションを通じた共に納得できる解を見いだす姿勢や態度がますます求められます。中高社会科教員経験のある大学教員です。生徒や学生たちとの授業実践,互いの根拠や意味を問い合う対話による探究活動を紹介します。諸学校での授業活用はもちろん,理解しやすい身近な題材にしていますから,友人同士や家族団らんで語り合ってみてはいかがでしょうか。

いじめ防止法制定@フランス

2022年3月,フランスは学校でのいじめを犯罪とするいじめ防止法を施行しました。日本では,いじめを犯罪と位置づけていないです。

いじめ犯罪に対する刑罰

いじめの加害者に対する刑罰は,被害者の自殺,自殺未遂があった場合,3-10年の拘禁刑が科されます。罰金は4万5千~15万ユーロ(約620~2000万円)とかなりな高額です。かなり厳しいですね。

未成年者の社会復帰は⁉

 いじめは,絶対に許されないものです。しかし,厳罰によって,未成年者である加害者の社会復帰が断たれてしまうと,それ自体も問題になるかもしれません。いじめの撲滅は難しければ,日本でも厳罰化の議論が必要かもしれませんね。

探究とは…
①自分で課題を見いだす
 ②解のない問いと向き合う
③人としての在り方生き方を追究する
④他者と共に望ましい社会形成に参画する


#探究学習がすき

この記事が参加している募集

探究学習がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?