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映画がとにかく好きなので ・月ごとに観た映画の全体レビュー ・特に書きたいと思った映画のレビュー/考察 をやってます。
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同じ"場所"に立つ者 ~『ボルグ/マッケンロー 氷の男炎の男』~

同じ"場所"に立つ者 ~『ボルグ/マッケンロー 氷の男炎の男』~

虎ノ門ニッショーホールの試写会にて観てきました。

当時は特徴的だった両手バックハンド、トップスピンをかけた重くミスをしにくいストローク、表情を変えず、常に冷静沈着でクールなプレースタイルから"氷の男"と呼ばれたビヨン・ボルグ。

サーブ&ボレーを得意とする攻撃的なプレースタイル、下がり過ぎずライジング(ボールがバウンドして跳ね切る前の低い打点で打つストローク)で左右に打ち分け相手を翻弄するストロ

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"限界"を超える~『僕のヒーローアカデミアTHEMOVIE 2人の英雄』~

"限界"を超える~『僕のヒーローアカデミアTHEMOVIE 2人の英雄』~



"Plus Ultra"

プルス・ウルトラ=さらに向こうへ

『僕のヒーローアカデミア』においてヒーローが大切にするスローガンであり、限界だろうと誰もが思った時、ヒーローたちが自らやお互いを鼓舞し、その"限界を超える"、そんな時によく出てくる言葉である。

この映画は誰かのために行動するヒーローを描く物語として、何かを貫くことの大切さをど直球でビシビシと伝えてくれる。

◇漫画のあらすじ

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"女性"という生き物-『オーシャンズ8』-

"女性"という生き物-『オーシャンズ8』-

『オーシャンズ8』を見て、"女性"という生き物に純粋に嫉妬をした。

『オーシャンズ8』はスティーブン・ソダーバーグ監督の『オーシャンズ』シリーズの新作。

主人公デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)はかつて“オーシャンズ”を率いたダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)を兄に持つ、生粋の強盗ファミリーの一員。
彼女が5年と8ヶ月の刑期を経て刑務所から仮出所するところから物語は始まる。

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7月に観た映画感想②

7月に観た映画感想②

毎月後半から映画のペースが徐々に上がっていく傾向にあるのでアマゾンプライムの使用率がガンガン上がっていきます。

7月に観た映画の感想後半戦レッツゴー。

『アノマリサ』
公開年:2015年 
監督:デューク・ジョンソン/チャーリー・カウフマン
脚本:チャーリー・カウフマン
出演:デヴィッド・シューリス/ジェニファー・ジェイソン・リー/トム・ヌーナン

自分の妻子を含む全ての他人が同じ顔、同じ

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初めて人間は"当事者"になった / 『ジュラシック・ワールド 炎の王国』

初めて人間は"当事者"になった / 『ジュラシック・ワールド 炎の王国』

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』を観てきた。(7月中旬には観てた)

全体的にダークな雰囲気の予告、新しいハイブリッド恐竜の登場、期待値高めで望んだところ、大きく超えてきた。スティーブン・スピルバーグの一作目『ジュラシック・パーク』の遺伝子が隔世遺伝で濃く伝わったような作品。

今回の作品では『初めて人間は当事者になった』ということがこの映画のポイントだろう。
理不尽だが揺るぐことがなく、正義

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7月に観た映画感想①

7月に観た映画感想①

7月は映画が好きな自分にとって転機が多い一ヶ月だった。
#バカデミーシネマラボ コミュニティへの参加、休学中に映画を撮るという人生の意思決定。

「将来映画とどう関わっていきたいか」という問いに対する自分なりの答えの幅が広がった月だった。

そんな7月に観た映画17本二回に分けて紹介していきます。

『ローガン・ラッキー』
公開年:2017年
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:レベッカ・ブ

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