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フルリモートで実現し続けたオンラインの場づくり

2020年の稼働も12月25日で終わります。
2020年は世の中の状況として、昨年までと異なる働き方が求められた年でしたが、私も4月からゆめみにジョインして活動するようになりました。
ゆめみでは面接から入社、そして今日に至るまでの8ヶ月間をフルリモートで業務を行ってきましたが、そんな2020年の間に、ゆめみでの活動、および個人活動において、様々なシーンでオンラインの場づくりを行う機会がありましたので、それについて今年のふりかえりを含めて書いてみます。
ちなみに、入社エントリー的な記事は以下をご覧ください。


はじめてのオンラインワークショップ

はじめてオンラインワークショップをデザインしたのは、2020年3月に実施した「Ethical UX Workshop」でした。
当初はオフラインで実施する予定であったイベントを急遽オンライン化するために、いろいろなトライを行った機会となりました。
いま思えば、この機会と体験があったらこそ、その後のオンラインワークショップをつくりあげることができたのかもしれません。

実際、そこから得られた体験、そしてふりかえりから得られた学びが、その後のオンラインの場づくりに多く生かされることになりました。

その後、いくつかのオンラインワークショップをデザイン、ファシリテーションすることで得られた知見を以下のnoteにまとめて公開しています。


2020年、オンラインで行ってきた場づくり

ワークショップ以外にもオンラインイベントをいくつか企画・開催してきました。昨年まで、全国各所でいろんな場に参加したり、場をつくったりしてきましたが、実際に顔を合わせる機会がなくなってしまったこともあり、様々なテーマごとに対話の場をつくりました。

また、当初は実験的な試みのはずが、いつの間にか毎週配信することになったYooutube配信が「放課後の空き地」です。
「役に立たないデザインの話」をテーマに話していますが、最近はゲストをお迎えするようにもなって、いろいろな話をする場になってきたのではないかと思っています。

noteの記事にはなっていませんが(書こうとして書けていなかった。。)、以下のような対話の場もつくっていました。
オンラインの対話の場づくりについても書かなければ。

・オンラインABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)
・オンライン映画鑑賞+対話
・オンライン哲学対話
・オンライン対話型鑑賞

オンラインで参加できるようになって、場所や時間の制約がなくなったことで、これまで出会う機会がなかった人たちと出会うきっかけを得られたことは、オンラインならではの体験の一つだったと思います。
実際、昨年までのイベントよりも、はじめて出会った人たちと話をする機会があり、そこからたくさんの気づきや学びを得ることにつながりました。


オンライン研修の参加者体験から得られたもの

今年になって、私自身、スクラムマスター研修や、コーチングの研修にオンラインで参加しました。
自分が参加者として得られる体験は新鮮であり、自分が設計する場とはまた別の思考が働いている場は新しい可能性を感じ得ることができました。
どちらの研修も、ファシリテーターと参加者が一緒に場をつくりあげていく感覚を得られたことが印象に残っています。
オンラインの場をつくることは、オフラインの場よりも綿密に設計し、準備を行う必要がありますが、それはファシリテーターだけががんばるのではなく、参加者と一緒につくりあげることを意識し、参加者にそれを伝え、実現していく必要があることを知り得る機会でした。

私も企業内でオンラインの研修を設計し、実施していますが、その組織の文化やルール、とくにツールの制限がある中で継続開催することで得られる体験は困難さはあるのですが、現在の状況でなければ知り得ることができなかったことであり、挑戦しがいがあると考えています。
課題が山積みで試行錯誤の毎日なので、まだまだ精進が必要ですが。


オンラインでこれから実現したいこと

一年近くが経過したものの、現在の状況はまだ継続するでしょうし、このオンラインの場がなくなることはないでしょう。
だからこそ、まだまだ実現できていないことを実現するための試みは続けていきたいと考えていますし、オンラインの場が増えていく中でのオフラインの価値についても考えていきたいと思います。
両者はどちらかで完結するものではなくて、つながっているものなので、両者を意識的につなげていくことで、両者から得られる価値は高まっていくと考えています。

オンラインでできることはオンラインで、その上でオフラインでは何を行っていく必要があるのか。
これまでではなく、これからの場を考えていく。
それを来年、実現していきます。

コーヒーを飲みながら書いていることが多いので、サポートいただけたらコーヒー代として使わせていただきます!