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アフターオリンピックレガシー

コロナに打ち勝つ経済活性化とアフターオリンピックレガシー活用が喫緊の課題です。

某省によれば日本のインバウンド観光の行方を決める鍵は東京五輪。もし仮に参加国が辞退相次ぎ中止や延期となれば向こう2年は観光産業大打撃で他の産業を興すしかないとのこと。
コロナの時代には「少し後戻りしての政策立案」が求められます。具体的には2011年の震災より前の経済方針にヒントがあると思うのですね。つまりインバウンドで外貨獲得! 消費増税による国内需要の落ち込みをカバー! ではなく、車、家電など大型消費財以外の「コンテンツ輸出」です。(他にも農産の開発などあるでしょうが)
なんと言っても日本は市場が小さく、かと言ってアジアなど海外への投資や開発はウイルス以外にも政情不安リスク、為替差損が常にあります。海外駐在員は優秀なら常に引き抜きのリスクがあり、工場には品質管理に莫大なコストがかかる。
普通に外国には作れない良質なものを作り輸出したいです。データでも、デバイスでも、コンテンツ、映像でも。何でも良いですが実は「教育」がもっとも高付加価値で永続性のある輸出産業ではないかと思うのです。但し既存の教育産業にお願いしたいのは「先生→生徒につきっきりで歴史やスキルを授ける」という構図はいまや求められないということです。対面でウイルスをやりとりするのはもう危険だし、かといってweb学習ならばAI主流になっていきますよね?

極端な話「先生」は何する人なのか。それは凄い考え方や問題解決の真似できない手本を見せる人なのです。生徒は自分のやりたい事やわからないことを(勝手に)質問してくる。少しでも近くで見たい。聞かずにはおれない。質問できない子は横でその問答を聞いて、真似る。幕末の道場などはそんな感じです。そこへ「ひとかどの人物」の卵を求めに偉い人が訪れる。やがてその教育の館へ子供や孫を入れようと、推薦などで選ばれるために親、祖父母によって準備されていく、一族で対応出来なければすでに通った先輩(家庭教師)を連れてきて対価を払う。そこにはお金の流れが出来ています。ほら、そうとう昔の「師弟」の在り方に戻りましたよね?

弊社の居るゲーム産業は新しい分野ですが、2020年のeスポーツ活性化検討会ではCESAが「eスポーツはゲーム産業から独立させる」的な発言をされました。
これを少し後戻りして適用すると家庭用ゲームから、マス化ではなく小規模で回帰性のある地域娯楽スポーツ寄りになれば良く、さらに巨大企業も参入してきやすい、かつ外貨になりやすい流通経路を開発すれば良いわけです。大事なのは競争ではなくゆるい共創です。
これは流行りの「エコシステム」とも違います。完結せずにソトも巻き込み拡大可能なので。

響尤はサイバー剣術による遠隔戦闘・仮想武道(リモートツーリズム)をコンソーシアム企業と必ず開発します。五輪が開催でも延期でも中止でも、世界中から日本を求めるその期待に応えたい。それがオリンピックレガシーです。

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