小学校理科を指導要領から考える【毎週水曜日更新】
はじめに
東京都葛飾区を中心に理科教育イベントを行っている筆者が小学校での理科教育法や楽しく学ぶ方法を考え、とりあえず文章に起こしている記事です。読みづらい部分ばかりとは思いますが、発想の一つとしてお読みいただければ幸いです。
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前回→「植物の養分と水の通り道」
https://note.com/katsushikakap/n/nf84d1ef3acb7
1.「生物と環境」の概要
2.「多面的に調べる活動」を考えてみる
社会に出てからも出てくる「多面的」なアレコレですが、
小学校、小学生というある意味の制約がかかる環境でどう「多面的」に調べる活動を行うかを考えてみましょう。
まずは当然、何を調べるかを決めることです。本単元では、
動物なのか、植物なのか、環境なのかを班ごとなど大きく決めて、
さらに具体的に特定の1つまで絞ることが必要と思います。
媒体を使って調べ学習をする前に「ブレインストーミング」や「ブレインマップ」と呼ばれるような形で調べる前の自分が知っている情報を書き出してみて、知っている事の偏りや、調べたいことを把握する時間を作るのが良いです。
また、書き出したものを残しておくことで、調べ学習を行う際にも新しい気づきや、新しい疑問が出てくるでしょう。調べ学習後も知っている事が広がっていく感覚を体験的に得る事ができるはずです。
3.水中の生き物の観察
色々な点で難しい観察ですが、ビオトープ等の生き物を確実に採取するすべがあるのなら、観察方法も工夫することができると思います。
教科書を見るときちんとスライドガラスに生き物がいる水をスポイトで垂らして観察するようです。子ども達が準備するには気にする部分が多くなる作業かと思います。
なので形式のために無理をせず池の水をシャーレに入れてそのまま観察する方が生き物が動く様子を観察するのには向いていると感じています。
実験器具の使い方を正しく扱うことはもちろん大切な学習ですが、
正しい使い方を知った上で、観察するための上手な使い方を知っていく事がより素敵な学びだと考えています。
だからこそ、自由に器具を使える時間とかあったら良いのにな~と思っている次第です。
4.おわりに
今回も短いですが、本当に重要だと考えている部分をまとめてみました。
本年度は実際に学校現場の様子を見学させて頂くことができ、ありがたいことに意見交換などもできる環境を頂いております。
理想と現実を上手に組み合わせてよりよい学習体験に繋げていきたいと考えております。
毎週水曜日更新予定、次回は9月11日更新!「指導要領第6学年
土地のつくりと変化」を考えていきたいと思います。
このシリーズを書き始めた頃に比べると多くの方のおかげで忙しい日々を送らせて頂いております。
イベント等々毎週の様に行っていますのでご興味あればHPやXをご覧ください。
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