小学校理科を指導要領から考える【毎週水曜日更新】

はじめに

 東京都葛飾区を中心に理科教育イベントを行っている筆者が小学校での理科教育法や楽しく学ぶ方法を考え、とりあえず文章に起こしている記事です。読みづらい部分ばかりとは思いますが、発想の一つとしてお読みいただければ幸いです。
当記事、当シリーズは全文無料でお読みいただけます。

体調を崩してしまい1週間お休みしてしまいました。
引き続きダラダラとやっていきたいと思います。

前回→「人の体のつくりと働き」https://note.com/katsushikakap/n/nc07c6445abb8


1.「植物の養分と水の通り道」の概要

 植物について、その体のつくり、体内の水などの行方及び葉で養分をつくる働きに着目して、生命を維持する働きを多面的に調べる活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを理解するとともに、観察、実験などに関する技能を身に付けること。
(ア)植物の葉に日光が当たらるとでんぷんができること。
(イ)根、茎及び葉には、水の通り道があり、根から吸い上げられた水は主に葉から蒸散により排出されること。
イ 植物の体のつくりと働きについて追究する中で、体のつくり、体内の水などの行方及び葉で養分をつくる働きについて、より妥当な考えをつくりだし、表現すること。

小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編

2.葉の中のでんぷん

 アルミホイルをホウセンカの葉に巻いて、比較実験をするのが一般的です。実験方法としては単純で比較しやすく良いと思います。
実際のところで「ずっとアルミホイルをかける」「決められたじかんまでアルミホイルをかける」等の差を区別するために切り込みやマークを入れて判別がつくようにしている。
この方法の利点は、同じ株で比較できることです。

 いざ、理科室で葉を茹でてヨウ素液をかける実験ですが、ヨウ素液をどの程度の量かけるかで戸惑う姿が見られます。シャーレを多めに用意して、葉を浸すようにして、取り出して観察を行うのが良いと思います。
または、ヨウ素液に浸した葉をキッチンペーパーで軽くふき取り、白い紙の上に並べて比較観察するのも手だと思います。

3.水を吸い上げる植物

 「植物染色液」をつかうともちろん楽なのですが、何よりも
どの程度の時間、色水を吸わせるが難しいところです。
個人の体験的には、前日1日使った方が十分だと思っています。

4.おわりに

 だいぶ書くことがありませんでした。
今回はリハビリ回ということで短くなってしまいました。

毎週水曜日更新予定、次回は9月4日更新!「指導要領第6学年 
生物と環境」を考えていきたいと思います。
このシリーズを書き始めた頃に比べると多くの方のおかげで忙しい日々を送らせて頂いております。
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