1章 マーケティングとは 013. 日本マーケティング協会のマーケティング定義
日本マーケティング協会のマーケティング定義:企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動。
マーケティングはそれを本当に必要としている顧客に価値を正しく伝えそれを手にした人々に幸せになってもらうことを目的として用いられるべき。
ドラッカー、コトラー、日本マーケティング協会、どの定義が正しい正しくないというわけではない。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、フィリップ・コトラーのマーケティングの定義について見てきた。
今回は、日本マーケティング協会の定義を詳しく見ていきたい。
マーケティングという言葉は1900年代初頭にアメリカで生まれたといわれている。誰が言い出したものなのか、誰が体系付けたのか、実はいまいち定かではない。横文字であることからもおわかりのとおり、少なくとも日本で生まれたわけではないし、日本人が最初に言い出したわけでもないことは明らかである。
ここまで2回にわたり、そのマーケティング発祥の地である米国のピーター・ドラッカー、フィリップ・コトラーという2人の学者が唱えたマーケティングの定義について見てきた。value(価値)という言葉は、ドラッカー、コトラー両者に共通する重要なキーワードであった。
ピーター・ドラッカーはマーケティングをビジネスの根幹を支えるものと捉え、また顧客を理解することの重要性を繰り返し述べている。マーケティングをビジネスの場面だけに限定していない点も特徴的といえる。
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