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7章 フレームワーク3C分析  077. ”複雑な”カスタマー


  • 顧客はいつもひとりというわけではなく、ひとつの意思決定に複数の人がかかわることも少なくない。

  • BtoCマーケティングにおける顧客はそれほど複雑ではない。

  • BtoBマーケティングでは利用者、決裁者、支払者の3者がバラバラということも少なくない。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、3種類の欲求というテーマについて述べた。

今回は、複雑なカスタマー、というテーマについて述べたい。

マーケティングのプロセスは、「ターゲットへ価値を届けるため、仮説を描き(想像)、ストーリーとして形づくり(構想)、そのストーリーを実行すること(創出)」である。

本プロセスの想像段階では、様々な仮説を立てる。次の構想段階では仮説を取捨選択し、複数の仮説を繋ぎ合わせ、ひとつのまとまったストーリーを形づくる。そして最後の創出段階でそのストーリーを実行する。

マーケティングのプロセスにおけるターゲットとは、あなたが標的としている顧客を意味する。3C分析では、Customer(顧客)・Competitor(競合)・Company(自社)の分析を行う。ここでも顧客という言葉が登場する。

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