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2章 マーケティングの課題  031. 米国式と日本式マーケティングの違い


  • 米国発のマーケティングをそのまま日本に持ち込んでも役に立たない。

  • 社会的な便益の最大化を目的とする日本式マーケティングは、日本・日本人・日本企業に広く受け入れられるはず。

  • 日本の企業、日本人が日本式マーケティングを学んでいくのであればいまからでも遅いなどということはまったくない。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、マーケティングが苦手な日本・日本人・日本企業、というテーマについて述べた。

今回は、米国式マーケティングと日本式マーケティングの違い、というテーマについて述べたい。

これまで何度か、日本式マーケティングというものについて触れてきた。なぜ私がこの考え方を推し進めるべきと考えているのか、その背景をもう少し詳しく説明したい。

誰しも強み、弱みをもっている。日本・日本人・日本企業にはそれぞれの強み・弱みがある。強みをさらに伸ばすか、それとも弱みを克服すべきかという議論がある。

端的にいって、私は強みを伸ばし、強みで戦うべきと考えている。

では弱みは放置しておいてよいかと問われたらどうだろうか。

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