見出し画像

1章 マーケティングとは  023. コトづくりの時代に必要なマーケティング


  • ただ価値を提供できる製品をつくればよいだけでなくその価値は唯一無二である必要がある。

  • マーケティングを用いることで日本の製造業もターゲット顧客にとって価値のある、顧客の課題を解決できる製品を提供できる。

  • 日本の製品がもつ価値を世界に届けることによって、必ずや日本の製造業は光り輝くことができる。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、モノづくりからコトづくりへ、というテーマについて述べた。

今回は、コトづくりの時代に必要なマーケティング、というテーマについて述べたい。

前話でモノづくりからコトづくりへの移行という話をした。コモディティ化(commoditized、日用品化)が進むと、顧客の興味は製品そのものから、製品を通じて得られる価値および課題解決へと変化する。

このような変化はなにもすべての国と地域、すべての製造業界で同時に起こっているわけではない。

もちろん、製品のもつ特徴や性能が顧客に重視されている業界も数多く存在している。

あなたが身を置いている業界はどうだろうか。製品のもつ特徴や性能がいまだに重要な購買決定の要素を占めているだろうか。それとも製品そのものよりも、製品を通じて得られる価値へと購買決定の要件が移りつつあるだろうか。

ここから先は

3,223字
この記事のみ ¥ 480

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?